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世界の動向 2015年10月まで

(2015/10/16)

捜査機関の駆け込み監視技術使用の疑い

現在、高度監視技術を利用しているとみられる組織は、緊張感を高めているようです。高度監視技術が、その副作用として、犯罪の温床となっていることはすでに把握していたのでしょう。被害者側からの被害報告も1980年前後から存在しています。捜査機関であれば把握していないはずがありません。

捜査関連組織も高度監視技術の使用に規制がかかることを見越したせいか、現在も、通常では知られるはずのない、汚職や不正などの隠蔽工作が次々とあきらかとなり、世間を騒がせています。

次回ロシアでの開催が予定されているサッカーワールドカップのFIFA汚職事件や、トヨタを抜いて世界一の自動車メーカーになりかけていたVW、フォルクスワーゲン社の株価を一気に引き下げた廃ガス不正問題、日本でも東芝など大企業の利益粉飾などの不正があきらかとなっています。これらの不正は、それまで発覚しなかったことからも分かるように、通常の方法では発覚しないような、特別な調査が必要となる不正事件です。大規模の組織的な不正ですので、不正をする側も隠蔽工作を行っており、通常の方法では発覚することはなかったはずです。高度監視技術などで、厳しく監視して調査でもしない限りは、そう簡単に発覚するはずはないのではないでしょうか。

不正事件の報道は、私の執筆活動とは無関係に、以前からあるものではあります。しかし、私が文章作成を開始した2014年11月以降、私の分析や批判が進むにつれて、特に増加する傾向を強めているようにみえます。この事態を、「偶然」のひとことで片付けるには、事態が悪化しすぎているように思われます。捜査機関の捜査能力が急激に上昇した、などとは考えにくいでしょう。(2015/10/16)

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