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静かなる戦争のための沈黙の兵器

A-silent-weapon-for-quiet-war, 2017.7.30, 2018.4.13, 評価(S)
調査中につき一時転載しておきます。いずれ整理したいところです。


目次

『A Strange Electromagnetic Wave Attack and Mind Control』より

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より2(転載の続き)

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より3(転載の続き)

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より4(転載の続き)

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より5(転載の続き)

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より6(転載の続き)

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より7(転載の続き)

< 参考 >

「電子工学的科学技術」テクネトロニック・イーラが支配する恐怖の時代 【超エリート階級の定めた枠組】2008.3.18 2018.4.13

静かな戦争のための沈黙の兵器 2012.6.18 2018.8.28

『A Strange Electromagnetic Wave Attack and Mind Control』より

(『A Strange Electromagnetic Wave Attack and Mind Control』というサイト(http://homepage2.nifty.com/dennjiha/)の「Mind Control」という記事より一部転載)

http://homepage2.nifty.com/dennjiha/contents/mind.html

Ⅰ.マインドコントロールテクノロジーを独占支配する者達は、存在します。彼らの技術的支配の構図は次の文書に記述されています。これを知る事がマインドコントロールを知る第一歩であろう。

■「電子工学的科学技術」テクネトロニック・イーラが支配する恐怖の時代

「テクネトロニック・イーラ」とは、ブレジンスキー(世界権力「三百人委員会」の正式会員、その高級幹部の一人)の著作(極秘文書「沈黙の兵器」の主題を薄めて「彼等」の仲間向けに詳述したもの)の表題である。テクノトロニック(Technotronic)、ではなくて、テクネトロニック(Technetoronic)であること(つまり、エレクトロニックス=電子工学、のE、を含む)に留意しなければならない。

ブレジンスキーの叙述から推測すれば、「テクネトロニック・イーラ(電子工学的科学技術支配の時代)とは、

(1)電子工学的→生物工学的→社会工学的科学技術の発達を上台として、

(2)超エリート世界権力が、全人類を常住不断に瞬時のうちに監視する体系が構築され、

(3)超エリート階級の定めた枠組と計画表から逸脱する人々の動きは一瞬のうちに排除され、

(4)人々は、今日の最高度に発達した飼育施設の中の家畜(牛、鶏、豚、羊、など)の状態(水準と次元、運命)に限りなく近付いてゆき、

(5)そのような絶対専制的奴隷制社会となるが、

(6)それを「彼等」は、「新世界権力」ニュー・ワールド・オーダー、ないし「単一世界政府」ワンワールドガバメント、「一つの世界」などと名付けているようだ。

「民主主義」「国民主権」「自由」「平等」「平和」「友愛」「普遍的人権」「福祉」「繋栄」…といった目当りの良い美しいことぱにうかうかと踊らされてゆくうちに、いつの間にか『家畜人ヤプー』(沼正三〉の世界に我々全人類が導かれてゆく、と。

この成り行きは、或る一つの条件さえ存在し続ければ、単なる悪夢ではなくて実際に実現してしまう。

その条件とは、我々、人類の「無知」である。

                          ・・・「沈黙の兵器」データハウスより引用

Ⅱ.「静かなる戦争のための沈黙の兵器」とは、アメリカで発見された秘密文書です。マインドコントロールの基本的概念、その使用における被害者心理など、重要情報が多く含まれるものです。

■[静かなる戦争のための沈黙の兵器]■

(1)機密保持

社会コントロールと人間生活の破壊、言い換えれば、奴隷化と計画的大量殺害という広大な目標を含めることなしには、一国ないしは世界規模の社会のオートメーション化、すなわち、社会オートメーション・システム(沈黙の兵器)を論ずることは不可能である。

このマニュアルは実際には、非公式な宣戦布告にほかならない。このような文書は、一般人の吟味を避けなければならない。さもなければ、公然と正式に国内戦争を宣戦布告したしたものであると受けとられるやもしれない。その上、影響力を行使できる地位にある個人やグループが、十分な知識や一般人の同意なく、このような知識や経済征服の方法論を用いるときにはいつでも、当事者グループと一般人との間に国内戦争状態が起こるものであることを承知しなければならない。

今日の諸問題を解決するには、宗教、道徳、文化の価値に心を煩わすことなく、冷徹かつ単刀直入にアプローチすることを必要とする。

貴兄は、人間社会を冷静に直視し、しかも、観察したことと結論とを、忌憚なく類似の知的能力を有する人たちと分析し討論する能力を持つがゆえに、このプロジェクトに加わる資格があると判断された。そのような長所を発揮するのは、貴兄自身が細心の注意を払って機密を保持する限りにおいてである。逸脱してはならない。

(2)ご搭乗感謝

この文書は、「沈黙の兵器」をもって闘われ、細菌戦と酷似した戦争を遂行する「静かなる戦争」と呼ぱれる第三次世界大戦の二十五周年を記念して刊行されたものである。この文書には、今戦争とその戦略ならびに兵器についての序説が収められている。
1979年5月#74-1120

(3)歴史的序説

静かなる兵器のテクノロジーは、第二次世界大戦中にイギリスで軍の管理のもとに発達した戦略・戦術的方法論であるオペレーションズ・リサーチ(OR)から発展した。オペレーションズ・リサーチの当初の目的は、限られた軍事物資をもって、敵に効果的に対抗する空陸の戦略・戦術的な諸間題を研究すること(兵姑学)であった。支配力を行使できる位置にある人々は、同じ方法は社会を全面的にコントロールするのに有効ではないかということに、すぐに気付いた。

社会工学(社会の分析とオートメーション化〉では、たえず変動する経済情報(データ)総体の相互関係を把握することが要求され、それゆえに、高速でデータを処理するコンピュータ・システムが、社会に先回りして、社会が白旗を褐げる時期を予知できることが必要である。リレー(継電器)式コンピュータはあまりにも低速だったが、1946年にJ‐プレスパー・エッカートとジョン・M‐モークリーが開発したエレクトロニクス・コンピュータは、ピタリとこの要求を満たした。次なる一大発明は、1947年に数学者ジョージ・B‐ダンツィヒが開発したリニア・プログラミング[線形計画法]という簡単な技法の発達であった。1948年という年には、J‐バーディーン、W‐H‐ブラッテイン、W‐ショックレーが開発したトランジスタが、小さな形状で必要な出力を得ることを可能にし、コンピュータ分野に爆発的な発展を約束した。上記の人々の指導のもとに行われた、これら三つの開発によって、影響力を行使できる地位にある人々が強く疑っていた、ボタンを押すだけで全世界をコントロールすることが可能となった。

いち早くロックフェラー財団は、ハーバード大学に四年間援助金を出し、アメリカ経済の構造を研究するハーバード経済調査プロジェクトに基金を提供し、当初から参加することにより確固たる地位を確保した。一年遅れて1949年には、アメリカ合衆国空軍が参加した。1952年には最初の土台作りが完了し、エリートによる高度の会議が開催され、社会のオペレーションズ・リサーチの次の局面が決定された。ハーバードのプロジェクトは、1953年、研究の一部を公刊し経済(社会)工学の実行可能性を示唆するなどの実う豊かな成果をあげていた。
(『アメリカ経済の構造研究』ワッシリー・レオンチェフ著、インターナショナル・サイエンス出版、ニユーヨーク州ホワイト・プレイン)。

1940年代後半に設計された、新たな「静かなる戦争」のマシーンは、1954年には、いわぱ輝く黄金のメッキをほどこされたハードウェアとして、ショールームの床に雄姿を現わした。1954年のメーザー[マイクロウェーブ発振器]の発明によって、海水中の重水素から核融合エネルギーの無限の資源を取り出すことが保証され、その結果、無限の社会的パワーが使えることが、数十年のうちに実現可能となった。これらの取り合せには、打ち勝ちがたい魅力があった。静かなる戦争は、1954年、国際的なエリートによって静かに宣戦布告された。

沈黙の兵器システムはほぼ十三年遅れて姿を露わしたけれども、この新兵器システムの出現によって、重大な蹉鉄を被ることは皆無となった。この小冊子は静かなる戦争開始二十五周年を記念する。すでにこのドメスティック戦争は世界中の多くの戦線で多くの勝利をあげてきた。

(4)政治的序説

1954年、影響力を行使できる地位にいる人々は、一般大衆が既成権力の寝台に手をかけて引っくり返すのは、たかだか数十年内という時間の間題に過ぎないということを十分に理解していた。というのも、新たなる沈黙の兵器のテクノロジーの構成要素は内密の理想的改革案として通用し、それと同様に、公開の理想的改革案として通用するものだからである。最優先課題たる最高関心事は、エネルギー科学の問題をめぐって展開された。

(5)エネルギー

エネルギーは地球上のすべての活動の鍵である。自然科学は資源を研究して自然エネルギーを支配し、理論的には経済学に帰する社会科学は資源を研究して社会エネルギーを支配する。この二つは簿記システムすなわち数学である。したがって、数学は最も基本的なエネルギー科学である。そして、一般人を簿記の操作方法に無知のままにさせておけぱ、簿記を駆使する者は王者となることができる。

すべての科学は究極の目的に達するための手段に過ぎない。手段とは知識である。究極の目的とは支配である。残る問題はただ一つ、「誰が利益を享受するか」だけである。

1954年には、以上が最優先間題であった。世間でいう「道徳的な間題」が提起されたけれども、自然淘汰法則ということもあることだし、知性を用いようとしない人間たちの国家、または世界は、知性を持たない動物同然だという話に決まった。そのような人間は荷物運搬動物であり、自分から進んで食卓に上ったステーキなのである。

そこから導き出される結論として、将来の世界秩序、平和、安寧のために、ひそかにアメリカ人に対し静かなる戦争を仕掛け、自然と社会のエネルギー(富)を、幼稚で処理能力のない大多数の人間から、自己訓練を積み遂行能力があり尊敬に値する少数者の手へと、恒久的に移すことを究極目標とすることを決定した。この目標に到達するために、究極のところ、操作原則がひじょうに高度で精巧であり、公衆の目には自分たちのためになると見えるような、その名を「沈黙の兵器」と呼ぶ一群の新しい兵器を開発し、確保し、適用する必要があった。

結論をいえば、研究対象となるのは、資本の所有者(銀行業)と商品産業(商品)とサービス[注・直接生産以外の労働]によって運営されている、全面的に予測可能でかつ操作可能な経済体制である。全面的に予測可能な経済を達成するためには、社会の下層階級要素を全き統制下に置かなけれぱならない。すなわち、こんなことになっているのは正しいことなのだろうかと気付かないうちに、しつけ、調教し、くびきを付けさせ、ずっと古い昔から行われている長期にわたる社会義務を植えつけなけれぱならない。このような順応性を達成するためには、下層階級の家族を両親の共働きが増える過程で分解し、面倒を見る人間がいないみなし子たちを、政府機関が日常的に世話するセンターを運営しなければならない。下層階級に与える教育は、下位の階級と上位の階級とを隔てる無知の堀をめぐらし、下位の階級のことは理解しがたいと思えるほどに、最も貧弱な質にとどめなければならない。このように初めからハンディキャップをつけておくことが、下層階級でも頭のよい者に、生活のくびきから救い出されるチャンスがあったとしてもごくわずかだと思い知らせることになる。このような奴隷制度は、上流支配階級社会の秩序、乎和、安寧のバロメーターを保つために欠かすことができない。

(6)沈黙の兵器についての序説

沈黙の兵器の開発者たちは、もっぱら機能の仕方という点に関しては、通常兵器に期待することをことごとく沈黙の兵器に期待している。それは将軍に代えるに銀行の実力者の命令により、狙撃手に代えるにコンピュータ・プログラマが、銃に代えるにコンピュータから、火薬に代えるに発生したデータにより、化学反応(爆発)に代えるにデータ処理によって推進し、銃弾に代えるに状況を射撃する。それは明白な爆発音を伴わない。明白に肉体的あるいは精神的な損傷の原困となることなく、誰かの日々の生活を明白に妨害することがない。しかも、それは明白に「ノイズ」を発生さぜる。明白に肉体的あるいは、精神的に損傷を負わせ、明白に日々の社会生活を妨害する。求めているものを知っている、熟練した観察者にはそういうことが明白に判るのである。大衆はこの兵器を理解することができず、兵器に攻撃され征服されていることが信じられない。大衆は本能的には何か良くないことが起こっていると感じるが、沈黙の兵器の技術的な性質により、かれらが感じていることを理性的な形で表現することができないか、知性をもって間題を扱うことができない。それゆえ、かれらは助けを求める方法が解らず、沈黙の兵器に対して自分を守るために他人と協力する方法が解らない。沈黙の兵器がじわじわと大衆を攻撃すると、大衆は(経済経由で心理的な)圧追があまりにも大きくなって参ってしまうまで、兵器の存在に自分を合わせ慣らし、生活への侵食を耐え忍ぶことを学ぶ。ゆえに、沈黙の兵器は細菌戦兵器と同一タイプである。自然と社会のエネルギーの源泉ならびに大衆の肉体的、精神的、感情的な強さと弱さを知り、理解し、操作し、攻撃することによって、社会の各個人の活力、選択の自由ならびに流動性に攻撃を加える。

(7)理論的序説

自分に国家の通賃をコントロールさせよ。そうすれぱ誰が法律を作ろうと知ったことではない。      マイヤー・アムシェル・ロスチヤイルド(1743-1812)

今日の沈黙の兵器のテクノロジーは、ここに引用したマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド氏が簡潔に表現し、効果的に活用した、単純なアイディアを成長させたものである。ロスチャイルド氏は、経済学説では日蔭に放置されていた経済インダクタンス(economic inductance) として知られる経済学の受動成分(passive component)という考え方に脚光を浴びせた。もちろん氏は二十世紀においては、これが大発見となるとは考えてはいなかったし、確かに、数学的な分析は第二次産業革命、力学とエレクトロニクスの学説、また、世界経済コントロールを効果的に発揮するためにはエレクトロニクス,コンピュータの開発を待たなけれぱならなかった。

         (戦略表)
○実行                   ○目標または獲得物

公衆を無知にする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ 公共組織の衰弱。
重要点(価格と売上)をコントロールすることにアクセスする →フィードバック出力に必要とされる反応                      
大衆を上の空にさせる・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ 防衛力の低下
家族を攻撃する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ 若者の教育をコントロールする
現金は少なく、借金と施し物を多くする・・・・・・・・・・→ もっと自堕落に、もっとデータを
教会の独立性を攻撃する・・・・・・・・・・・・・・・・・→ この政府のようなものに対する信仰を破壊する
社会的画一性をはかる・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ コンピュータ・プログラミングを単純にする
税に対する反抗を最小に抑える・・・・・・・→ 経済データを最大にする、強制する問題を最小にする
同意係数を安定させる・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ 単純化
はみ出しに対するコントロールを強化する・・・・・・・・・→ コンピュータ入力データを単純化し予知可能性を大にする
境界条件を確立する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ 問題の単純化、差異の解決と差異同一化
適切なタイミング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ データの変移と不明瞭さの減少
コントロールへの抵抗を最小限に抑える・・・・・・・・・・→ コントロールを最大限にする
コントロールを最大限にする・・・・・・・・・・・・・・・→ 究極まで従属させる
通貨の崩壊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→ アメリカ国民相互の信頼を破壊する

         END (作戦終了)

以下略。

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』

パンドラのはこ【-の箱】(ギリシャ神話)ゼウスがすべての悪と災いを封じこめて、
人間界に行くパンドラに持たせた箱。パンドラが好奇心からこれを開いたため、あら
ゆる罪悪・災禍が抜け出て、人類は不幸にみまわれるようになり、希望だけが箱の底
に残ったという。[新明解百科語辞典、三省堂]

〇これは次の三書の抜粋を分類し小見出しを付けたものです。
(1)『静かなる戦争のための沈黙の兵器』(文明批評學會版)より
(2)『シオンのプロトコール』(五葉光彦訳)より
(3)タルムード(愛宕北山著『猶太と世界戦争』、四王天延孝著『ユダヤ思想及運動』
その他より)

〇分類の中見出しと各抜
粋文の小出しとは編者が付けたもので、原著にはありません。〇各抜粋文の末尾に
<>で囲ったのは、原本の項目名です。

『静かなる戦争のための沈黙の兵器』より

   世界の奴隷化と第三次世界大戦

●奴隷化と計画的大量殺害なしには社会のオートメーション化は不可能である
社会コントロールと人間生活の破壊、言い換えれば、奴隷化と計画的大量殺害とい
う広大な目標を含めることなしには、一国ないしは世界的規模の社会工学化あるいは
社会のオートメーション化、すなわち、社会オートメーション・システム(沈黙の兵
器)を論ずることは不可能である。
<機密保持>

●『沈黙の兵器』は第三次世界大戦の宣戦布告である
この刊行物[沈黙の兵器]は、「沈黙の兵器」をもって闘われ、細菌戦と酷似した
戦争を遂行する「静かなる戦争」と呼ばれる第三次世界大戦の二五周年を記念して刊
行されたものである。この文書には、今戦争とその戦略ならびに兵器についての序説
が収められている。<ご搭乗感謝>

●静かなる戦争は一九五四年、国際的なエリートによって宣戦布告された
静かなる戦争は、一九五四年、国際的なエリートによって静かに宣戦布告された。
沈黙の兵器システム[コンピュータ]はほぼ十三年遅れて姿を露わしたけれども、
この新兵器システムの出現によって、重大な蹉跌を被ることは皆無となった。この小
冊子は静かなる戦争開始二五周年を記念する。すでにこの国内戦争は世界中の多くの
戦線で多くの勝利をあげてきた。<歴史的序説>

●ひそかにアメリカ人に対し静かなる戦争を仕掛ける
将来の世界秩序、平和、安寧のために、ひそかにアメリカ人に対し静かなる戦争を
仕掛け、自然と社会のエネルギー(富)を、幼稚で処理能力のない大多数の人間から、
自己訓練を積み遂行能力があり尊敬に値する少数者の手へと、恒久的に移すことを究
極目標とする。<エネルギー>

   「沈黙の兵器」の特徴

●沈黙の兵器のテクノロジーの構成要素は公開の理想的改革案としても通用する
一九五四年、影響力を行使できる地位にいる人々は、一般大衆が既成権力の寝台に
手をかけて引っくり返すのは、たかだか数十年内という時間の問題に過ぎないという
ことを十分に理解していた。というのも、新たなる沈黙の兵器のテクノロジーの構成
要素は内密の理想的改革案として通用し、それと同様に、公開の理想的改革案として
通用するものだからである。<政治的序説>

●公衆の目には自分たちのためになると見えるような新しい兵器を開発する
この目標に到達するために、究極のところ、操作原則がひじょうに高度で精巧であ
り、公衆の目には自分たちのためになると見えるような、その名を「沈黙の兵器」と
呼ぶ一群の新しい兵器を開発し、確保し、適用する必要があった。結論をいえば、研
究対象となるのは、資本の所有者(銀行業)と商品産業(商品)とサービス[注・直
接生産以外の労働]によって運営されている、全面的に予測可能でかつ操作可能な経
済体制である。<エネルギー>

●通常兵器に期待することはことごとく沈黙の兵器に期待できる
沈黙の兵器の開発者たちは、もっぱら機能の仕方という点に関しては、通常兵器に
期待することをことごとく沈黙の兵器に期待している。それは将軍に代えるに銀行の
実力者の命令により、狙撃手に代えるにコンピュータ・プログラマが、銃に代えるに
コンピュータから、火薬に代えるに発生したデータにより、化学反応(爆発)に代え
るにデータ処理によって推進し、銃弾に代えるに状況を射撃する。それは明白な爆発
音を伴わない。明白に肉体的あるいは精神的な損傷の原因となることなく、誰かの日
々の生活を明白に妨害することがない。しかも、それは明白に「ノイズ」を発生させ
る。明白に肉体的あるいは精神的に損傷を負わせ、明白に日々の社会生活を妨害する。
求めているものを知っている、熟練した観察者にはそういうことが明白に判るのであ
る。<沈黙の兵器についての序説>

●大衆はこの兵器に攻撃されていることが信じられない
大衆はこの兵器を理解することができず、兵器に攻撃され征服されていることが信
じられない。大衆は本能的には何か良くないことが起こっていると感じるが、沈黙の
兵器の技術的な性質により、かれらが感じていることを理性的な形で表現することが
できないか、知性をもって問題を扱うことができない。それゆえ、かれらは助けを求
める方法が解らず、沈黙の兵器に対して自分を守るために他人と協力する方法が解ら
ない。沈黙の兵器がじわじわと大衆を攻撃すると、大衆は(経済経由で心理的な)圧
迫があまりにも大きくなってマイってしまうまで、兵器の存在に自分を合わせ慣らし、
生活への侵食を耐え忍ぶことを学ぶ。<沈黙の兵器についての序説>

●沈黙の兵器は細菌戦兵器と同一タイプの兵器である
沈黙の兵器は細菌戦兵器と同一タイプである。自然と社会のエネルギーの源泉なら
びに大衆の肉体的、精神的、感情的な強さと弱さを知り、理解し、操作し、攻撃する
ことによって、社会の各個人の活力、選択の自由ならびに流動性に攻撃を加える。
<沈黙の兵器についての序説>

●沈黙の兵器は初代ロスチャイルドのアイディアを成長させたものである
 自分に国家の通貨をコントロールさせよ
 そうすれば誰が法律を作ろうと知ったことではない
     メイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(1743~1812)

今日の沈黙の兵器のテクノロジーは、ここに引用したメイヤー・アムシェル・ロス
チャイルド氏が簡潔に表現し、効果的に活用した、単純なアイディアを成長させたも
のである。……もちろん氏は二〇世紀においては、これが大発見となるとは考えては
いなかったし、確かに、数学的な分析は第二次産業革命、力学とエレクトロニクスの
学説、また、世界経済コントロールを効果的に発揮するためにはエレクトロニクス・
コンピュータの開発を待たなければならなかった。<理論的序説>

●「金力の外見をわがものにすれば人は金力を与えてくれる」
ロスチャイルド氏が発見したことは、上記の概念を経済学に適用した、権力、影響
力、人民に対するコントロールについての基本的な原理であった。その原理は「金力
の外見をわがものにすれば、人は金力を与えてくれる」ということである。<ロスチ
ャイルド氏が発見したエネルギー>

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