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武田邦彦さんについて

About-Takeda-Kunihiko, 2017/5/18, 2017/8/13, 評価(C)
テレビで地球温暖化問題を正しく批判するなどよいイメージがある学者さんです。自身のブログで歴史の研究なども発表しています。

歴史研究では日本の戦争が侵略戦争ではなかった、むしろ欧米の戦争のほうが現地人を無差別に虐殺し、強奪やレイプを繰り返すひどいものだったと批判しています。これは日本人にとっては公平な判断であり、日本人を喜ばすような内容になっています。

一見すると善意の学者先生のように見えますが、歴史では日本には天皇が必要であると天皇制を肯定するなど矛盾したところもあります。天皇主権体制で敗戦したのが日本であり、戦争を批判するのであれば天皇の責任を無視することはできないはずです。日本の戦争を止めるのに最も影響力をもっていた人物がいたとすれば、それは天皇に違いないでしょう。

武田さんの経歴は表向きは専攻が資源材料工学で資源や環境の専門家ということになっています。しかし、経歴をよくみると、東大で博士号を取ったあとにウラン濃縮研究所長に就任し、さらにその後には日本原子力学会特賞を受賞するほどの原子力畑の人物であることが分かります。原子力開発は電力や核兵器につながる巨大利権で天皇グループの持つ一大財産といってもよいでしょう。

環境問題でも、本を読むよりテレビを見るほうがエコだと言っています。本を作って輸送・販売するコストよりもテレビのほうがエネルギー効率がよいということでした。この説自体は問題ありませんが、テレビといえば支配詐欺ネットワークの支配ツールの代表ですから、これを暗に進めているようにもとれます。同時に、武田さんもテレビに出ている大人ですから、テレビ業界全体へのリップサービスも兼ねていたかもしれません。

私が電解水や重曹などを使った放射能の除染方法を知らせたときも特に反応がありませんでしたが、専門家となるとすでに知っていた上で、今は隠しているのかもしれません。隠しているというよりも公開する許可が、まだ出ていないといったところでしょうか。

武田さんが支配層側の人間だと仮定すると、彼のような知的エリートは、ネットで在日批判を繰り返している似非右翼や偽集団ストーカー被害者とは違い、かなり本当のことを話しても最終的に民衆をだませばよいといった地位にあるとも考えられます。有名陰謀論者が裏社会のかなりの部分まで真実を語りながらも最終的には民衆をミスリードしているのと同じような立場にあるように思えます。

武田さんは彼の専門知識が必要とは思えないような普通のバラエティ番組などにも出演しているようですから、疑おうとすれば、なかなか怪しい人物に見えてきます(※1)。それでも正しいことを言っているのはよいことなので、最終的な結論部分でだまされないようにしながら見れば、それなりに日本社会の健全化にも貢献する可能性もあるだろうと思います。

人物評価についてですが、少しでも怪しい部分がある人のことを、怪しい人物としてすべて否定してしまう人をたまに見かけます。しかし、世の中が健全化していく過程は、オセロゲームのように黒が白に急激にひっくり返るような変わり方ではなく、健全化できる範囲で徐々に変化していくものだろうと思いますので、中間的な保留するという態度をとったのでよいだろうと思います。

武田さんの場合は、裏社会の支配詐欺師が完全勝利を迎えても、一般大衆が平和を勝ち取っても、どちらの世界でも生き残っていけるタイプの人物なのではないでしょうか。武田さん本人からすれば、光と闇の戦いなどよりもご自身の寿命のほうが強い関心の対象となっているかもしれませんが。2017/5/19

< 参考 >
(※1)人々に貧しい生活を受け入れさせる印象操作
竹中平蔵は分かりやすい支配層代理人

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