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考え方について

認識・判断・評価などをどう行うべきか

物事の理解や行動の基準となる人間の基本的な考え方がこの記事のテーマです。よりより思考方法や思考態度を考えていきます。

考え方というのは基本的には思考ツールなので状況に応じて臨機応変に活用していくべきです。

About-a-way-of-thinking, 2019.7.4, 2020.7.17, 評価(B)

更新履歴

グーミン 追加 2020.3.9

議論はしません 更新 2019.12.9

情報がすべて 追加 2019.11.6


目次

考え方は思考ツール
より状況にあったものを使い分けていくべき

議論はしません

情報がすべて

個人的に考える陰謀追及の三つの方法論(兵法)

グーミン

関連・参考


考え方は思考ツール

より状況にあったものを使い分けていくべき

唯一絶対の究極的な思考法が本当にあれば、それを使えばいいと思います。

ですが、すべての判断に使えるような思考法があったとしても、それは抽象的なレベルのもので、具体的な認識や判断に使うと矛盾が出てきてしまうはずです。これは具体的な世界、つまり現実のほうが矛盾しているからだと言うべきかもしれません。

実際にあるルールには土台があります。それはモラルや道徳観などの人の持つ本能的な感情や情動です。感情や情動は矛盾律に縛られないある種の自由なものなので、状況や人の心の癖などの影響でいくらでも矛盾が出てきます。

カントが考えた心の中にある普遍的な道徳法則のようなものもあるにはありますが、抽象的かつ矛盾をはらんだものなので、具体的な認識や判断にそのまま使ってしまうと矛盾が出てきてしまいます。

道徳観や常識というものは国や地域によっても変わってきます。文化に含まれる価値観のようなものですから、比較はできても、どちらが正しいのかといった優劣をつけることは難しいです。

普遍的な価値観から共通点を探しだすことはできます。ですが多数決で平均化することはできても、世界選挙のようなもので中国が勝ったから中国文化が一番正しい、というようにはならないことを考えれば分かりやすいだろうと思います。

ですから、他人に危害を加えてはいけないとかの基本的なルールや道徳観は、普遍的な価値観として重視すべきですが、具体的な思考法というのは、思考ツールとして状況に応じて臨機応変に使い分けていくべきものだろうと思います。

抽象的な普遍的な価値観と具体的な思考方法には、法律の憲法と各種の法令の関係のように、抽象的な上位ルールとそれに従う下位ルールのような関係にあります。

それぞれの思考法も上位の普遍的な価値観をより実現しやすいものに近づけていくべきものだろうと思います。こういったことを踏まえて、臨機応変により状況にあったより適切な思考法を選べるようにしていくといいと思います。 2019.7.4


議論はしません

議論をしないというのは斬新な考え方です。私の琴線に触れるものがあります。ラディカルなリアリズムといったところでしょうか。議論というのは本当はあまりしなくてもいいのかもしれません。

右左保守でもありません。時事、NET情報調査が基本です。議論はしません。得てる情報が違えば、またその判断、議論も変わるのですから。 「成長の過程でナショナリズムに染まった国民に再教育を施し、主権の一部を超国家機関に預けるという考え方になじませるのは、骨の折れることだ」 〜ビルダーバーグの創設者、ベルンハルト殿下〜

引用元:笑われ男@只今、調査中につき…

笑われ男さんの考えとしては、まずは左右保守論争などには興味がないということだろうと思います。

それと左右翼などの対立項は、両建構造を作り無駄な争いをさせるためにあえて作られた対立概念でもあるので、その作戦には乗らないという意味もあるだろうと思います。

政治思想的な立場とはその人個人の主義主張にすぎませんから、左右保守論争などは本質的には政治論争ではなく個人の立場に対する議論にすぎません。

誰かが左右翼や保守革新的な考え方をしているということ自体は、細かく考えると政治論争ではなく個人の立場をテーマとした議論にすぎません。

政治を語っているようにみえて、本当は語っていないのが左右翼・保守革新などの立場論争です。政治的な立場が政治的な行動に影響することは多いでしょうが、政治的行動の原因を立場だけで説明すると安易な循環論法におちいりがちです。

循環論法は詭弁の一種で、互いが原因と結果を兼ねていますので、客観的な因果関係の分析としては間違っています。

その人の立場からその人の主義主張を決め付けてしまうことも、大雑把すぎるので、人間理解としてはかなりいい加減なものになります。

(※政治も人が動かしているので、関係者本人を理解する上では、その人の立場も理解しておいたほうがいいと思います。対立概念とされていますが、左右・保守革新などはそもそも雑多な思想を寄せ集めたものなので、議論の中身がちゃんと対応していないことが多いです。極端に言うと、重さと長さをくらべるような議論が堂々と展開されていることもあります。あまり関係のないものを左右・保守革新などの概念に含めて、左右などの大概念同士を比べて善悪を議論するようなことは、そもそもあまり意味がありません。多様性のある概念を単純化して比較しても、ちゃんと論点の合った比較にはなりません。逆に両建戦術の狙いはそこにあって、不毛な議論がプロデュースされています。)

証拠がなかったり、論点を絞らず結論が出ないような議論を空中戦と言います。

笑われ男さんの場合も、政治問題で本来テーマとすべきことは政治の内容そのものですから、不毛な立場論争はしはいという宣言のようにもみえます。

議論をしないというのは下手な議論の不毛さを理解した上での大人の思考スタイルにもなっているのではないかと思います。

そうとはいえ、議論自体を否定しているようにもみえるので、思想・宗教・哲学などを全否定している極端な思想のようにもみえます。

これには、人間には普遍的な価値観があるので、本当は議論などは必要ないのではないかと思わせるものがあります。

大げさな議論や大論争というのはそもそも、選択肢の多さや対立概念などが生みだしたものなのかもしれません。対立概念あるところに論争が生まれる、といった感じです。


もちろん現実世界ではそれぞれの人が違う考え方をするので、関係者同士の意見交換や要望の調整などが必要になってきます。必ずしも議論する必要はないのですが、確認などのために話し合うのはいいことです。

そこで現状や問題点が共有されてよりよいアイディアが出てきたり、問題が起こりにくい方法が分かってくることもあるでしょう。

どの価値観を優先し、具体的にはどれを取捨選択するかといったことの確認をしておいかないと、後々、不満や問題が出てきます。何でもいいのですが、各自が納得できるようなプロセスを踏んでおいたほうが人間関係が円滑に進みます。

(※自分に都合の悪い話は論点をそらし、都合のいい考えだけ押し付けてくるようなことを、わざとしてくる人がいるので、そういう人が相手だと、論点を戻したり間違いを正さないといけないので面倒ですが)

何か共同ですることがなければ、議論は意外と必要ないのかもしれません。笑われ男さんは情報共有目的でツイッターをやっているので、共同で何かをする必要がなくて、議論をしないと言っているだけかもしれません。 2019.7.4

その後、笑われ男さんが議論をしないことについての考えをツイートしていました。

「知り得てる情報」と「知り得たい情報」等々は、個人で違う訳。
だから、議論は無駄となる。だって北朝鮮などの人に、日本の民主主義や政治、政策の話をしても、議論できないでしょう。それを7年前にACTAで僕は散々知った。1ヶ月以上無駄にした。タダ、タダ情報を解ってほしいと情報を流し続けた。

— 笑われ男@只今、調査中につき… (@KawanagareK) December 9, 2019

知っている情報や知りたい情報などは人それぞれ違い、議論の土台となる基本的な考え方に共通する部分がないと議論にならないので議論はしないということのようです。

ある交渉術ではお互いの共通の価値を見出してお互いの利益の最大化を計るのが交渉をまとめるコツとされています。交渉までいかなくても議論する段階で共通の考え方がないと、そもそも議論にならないということだろうと思います。

天皇礼賛の右翼と天皇制反対の左翼では、初めから正しいとしている理論が違うので、お互いに違う論拠を元に議論することになります。だから議論にはならず、お互いをののしりあうようなことになってしまうでしょう。 2019.12.8

新コロナウィルス騒動で次のようなツイートもありました。

コロナは、奴らのやりたい事、目的、目標、実証実験等々が含まれてる。

コロナが、「おこる前」と「おこった後」の「環境の変化」に着目せよ。

「理由」を探すな「変化そのもの」:「おこる前とおこった後」の「環境の変化そのもの」を捉えろ。

それが、全てだ。
「理由」は、いくらでも付けられる

— 笑われ男@只今、調査中につき… (@KawanagareK) March 22, 2020


ツイートの続きも見てください。持っている情報がすべてだという考えを元に変化に注目しろと言っています。変化を起こすこと自体も支配層の目的になっています。 2020.3.23


情報がすべて

「議論はしません」にも通じる極端な考え方に「情報がすべてだ」というのがあります。もちろん正しい情報がという意味です。

管理人の情報収集はネット記事を音声化して聞くというスタイルで、この割合が多くなっています。移動中や作業中にずっと情報収集音声を聞いているので、勉強にはげむ受験生のようになっています。

音声は色々な人の情報を並行して聞いているので誰の考えだった特定できなかったのですが、「ぶっちゃけ情報がすべてです」という言葉が心に残りました。

まずは正しい情報を知らないことにはちゃんとした対応はとれませんから、まったくもって正しい正論の中の正論です。

逆に「情報がすべてではない」という意見もあり、たしかにそういうこともあります。分かっている情報の他に、もっと優先すべき論理や価値観があるような状況がそれです。

「情報がすべて」というのは、厳密には、正しい情報と分析からよりよい行動や対応をとっていくべきだ、といった意味です。

間違った情報を重視して、あまりよくない行動に出てしまうのを戒めるような考え方が「情報がすべてではない」という考え方の本質だろうと思います。

管理人の場合は「世の中は情報がすべてだ」という形でイメージしているのですが、情報収集や分析にもっと力をいれないといけないと思います。

そう意識していると、情報収集に使う時間が増え、執筆時間が削られていき、このサイトの情報発信がおろそかになっていきます。

元々、それほど大したことのない情報を大量に発信していた部分もあるので、それくらいでちょうどいいのかもしれません。

管理人の場合は記事のアクセス数を増やそうとしたり、記事の質を上げようと考えるたびに、結果的に情報発信する量が減っていきます。

量から質への転換が起きている訳ですが、他のブロガーのみなさんも同じように自分の情報発信量の減少傾向を感じていることでしょうか。

管理人は文章自体はいくらでも書けるタイプの人間ですが、「この程度の物を書いても仕方ないないな」という感じになって、どんどん文章を書かなくなってきています。文章は本質をとらえたものが少しだければいいといった感じです。(まだそれには程遠いですが) 2019.11.6


個人的に考える陰謀追及の三つの方法論(兵法)

これは国際秘密力研究の菊池さんが主張されている考え方です。

…以上、個人的に考える陰謀追及の三つの方法論についてのべた。

まとめる。

①「両建」に対しては「中道」。

両建が物事の核心から逸れた2択(多くの場合抽象論)を用意して所期の目的に誘導する戦術なのに対して

中道はその逆で物事の核心を突いて、抽象論ではなく具体的に思考・判断する事である。

②「洗脳」に対しては「心法」。

「洗脳」と言っても所詮は五感・思考・表象(眼耳鼻舌身意)の範囲を出ない。

だったら自らの眼耳鼻舌身意を常に見張り、認識対象から悪影響を受けないように気をつけるとよい。

これを個人的には昔の武術の擁護を借りて「心法」と呼ぶ。

③「名付けの魔術」に対しては「正名」。

人間の認識作用、特に思考に於いて言語が占める役割は決定的である。

言語によって無いものを有ると思い込んだり、対象の性質を実態とは異なるイメージで認識したりしてしまう。

認識作用に於ける言語のこの重要性を逆手にとって悪用した洗脳術が「名付けの魔術」である。

物事に実態とは異なる名称を付けたり、実在しない対象に名称を付与して実在するかのように

思わせたりして思考を操作する名付けの魔術を破るには、

それとは逆に物事の実態に適合する正しい名称を与えるとよい。

これが「正名」である。

以上述べてきた「中道」「心法」「正名」はバラバラなのではなく相互に関連している…

引用元:個人的に考える陰謀追及の三つの方法論(兵法) 2018/10/14 2019.7.4

これは陰謀計画者(いわゆる世界支配層)がよく使う両建戦術を破る思考法として考えられたものです。

「中道」は二者択一のような極端な思考法から脱して適切な思考・判断すること、、「心法」はだまされないように注意を払い続けること、「正名」とは心理誘導を目的とした間違った言葉を使わず正しい言葉を使うこと、といった意味合いの基本的な思考態度のことです。

とてもバランスのいい現実的な考え方だと思います。菊池さん本人が兵法だと書いているように、考え方というよりは両建戦術に対抗する戦術になっています

支配層という富や権力の奴隷たちと戦うにあたっては、王道というべき隙のない基本戦術になっていると思います。 2019.7.4, 2019.11.6


グーミン

面白い考え方だと思います。

良心的な皮肉屋の内海聡さんが病気が主に治らない患者とその他の考え方が悪い人たちをグーミンと呼んで批判しています。愚民を柔らかい表現にしたのがグーミンです。

インパクトがあるのでグーミンというタイトルにしていますが、内海さんの考え方全般を扱う対象にしています。

とはいえ、まだ細かく検証できていないので、私としてはそれもそうかなと思いつつ見守っているような状態にあります。考え方としては否定型の指摘が多いのでまとめるのに時間がかかりそうな感じです。

医師として心理学や精神医学的な観点から現場の患者さんと触れながら分析を進めているようなので、リアリティのある考え方になっています。

よさそうな感じもしますが、表現が極端になりがちなのでいい過ぎな部分もあります。全体としては保留中ですが、面白い考え方であるのでこういう考え方もあるという意味で紹介しておきます。

内海さんは毒舌なのであまり話を聞いてしまうと影響されるので長時間の動画視聴はおすすめしません。内海さんは毒舌家として生きてるので大丈夫なようですが、普通の人が話し方を真似すると精神衛生上よくありません。

人は自分の使っている言葉や考え方に影響されるので、できればいい言葉を使うようにしたほうがいいです。 2020.3.9

< 参考 >
内海聡の「内海塾」


関連

支配層戦略、NWO、グローバリズム、シオニズム | 社会不正

考え方と誤解、周囲に変化を与える行動 | 大戦略 2020.2.4

参考

「認知の歪み」とは 2019/08/05
捉え方でリアリティが変わる

カリスマ弁護士に学ぶ、「正しい考え方」の基本6つ 2015/11/2

個人的に考える陰謀追及の三つの方法論(兵法) 2018/10/14 2019.7.4

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