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成果を積み重ねていく

警察での相談内容を現場で書き残しておくだけでも証拠になる

今回の記事は、相談や裁判などの過程や結果を記録・検討することで、成果として積み重ねていき、問題解決に近付けていったほうがいいという話です。

裁判記録は判例として残っているはずなので、それを分析するだけでもそれなりの収穫があるだろうと思います。

An-outcome-is-being-piled-up, 2018.12.4, 2021.2.3, 評価(A)

目次

裁判では説得力が大事

ノウハウを積み重ねて磨き上げていこう

相手の立場や都合に合わせて話し合いを進める

関連・参考


裁判では説得力が大事

裁判がターゲットになると大事なのは説得力になります。裁判は正義や善悪をはかるというより、どちらの主張が説得力があるのか、裁判官が決めるシステムになっているからです。

裁判官が良心に基づいて判断するという司法制度は、結局のところ裁判官の気持ちで結果が決まるということです。良心というのは個人の感情や感覚のひとつにすぎないからです。裁判では裁判官や陪審員を納得させる説得力が結果を左右します。

逆に考えると、裁判の主張自体は原告・被告ともにそれなりに正しい理論であるということです。

価値や分類が同じ系統のものであれば優劣が比べやすいですが、違う系統のもの、たとえば重さと長さ、表現の自由とプライバシーなどのどちらが重要か、といったことは、どちらを優先するかという別次元の価値観に左右され、最終的な判断は客観的なものではなく主観的なもの、つまり感情的なものが最終的な判断の根拠となります。(実際の民事裁判では系統の違うもを比べるよりも、法令に詳しい人が法令に無知な人を訴えることが多いようです。)

こういう仕組みになっているので、裁判では裁判官の心を動かす説得力というものが大事になってきます。


ノウハウを積み重ねて磨き上げていこう

それぞれの被害者団体や活動家の人たちの中にはうまくノウハウを蓄積している人もいるかと思いますが、被害者全体の問題でもあるので、公開討論のような感覚でネット上に公開して、情報共有できるようにしていくのがいいだろうと思います。

せっかく積み重ねてきたものが受け継がれていきにくいというのはもったいないことです。

そういう記録やノウハウは仕舞い込んでいても役には立ちませんし、ネット以外には使えるメディアが限られているので、結局のところネット上でいろいろな人が情報を公開していくことで、共有され役に立っていくという形がいいだろうと思います。

裁判や公的機関への相談・陳情・請願という活動は、これまでに何度も繰り返されてきました。ですが、そのノウハウは残念なことに最終的な勝利に向けていい状態で積み重なっているとはいえないのではないかと思います。

よかった点や悪かった点、克服すべき課題や障害などについての知識がうまく共有され、対策を考えられるような状態にはなっていないように思います。

警察や役所の安全課などの窓口への相談ひとつとってみても、どこの組織の誰が何と言ったか、といった証拠を取って残していくことが大切です。


相手の立場や都合に合わせて話し合いを進める

相談や陳情などをする人は、ぜひその証拠を残すよう心がけてください。目の前でメモを取るだけでも相手の対応がガラッと変わることもあるだろうと思います。

警察などの職務怠慢の証拠として、相談の様子を無断で録音録画してもいいのですが、警察との話し合いは何度も続けていく必要があると思いますので、相手に嫌われないように断ってから証拠を記録していったほうがいいです。

個人として無断で記録したほうがいい情報が取れる可能性もありますが、相手にもよりますので、このたりは現場の様子を見ながら調整していくのがいいだろうと思います。

記録やその公開を前提にすると、最後には何も話してくれなくなることも考えられなくはありませんので、威圧したり敵対的な態度をとるのではなく、友好的な話し合いに持ち込むようにしたほうがいいだろうと思います。

またひとりの警察官に、暴言の責任を取らせて首にするよりは、警察署全体に責任を取らせるような方向にもっていったほうが、問題解決につながるはずです。

相談では期待通りの結果になることは少ないでしょうが、相談内容や返答を分析していけば、どこに問題があって、次にはどういうアプローチをすればいいのかといったことを考えていけるようになります。

相談を続けていくと、犯罪が明らかになってきて相手も罪を認めざるを得ない方向に話が進むだろうと思います。そうなると相手に質問に答えてもらうことはどのみち難しくなってくるのかもしれません。相手の立場や気持ちも考えて、答えやすい質問や相談内容にして情報を聞き出していったほうが無難だろうと思います。

証拠のない犯罪は捜査できない、あるいは精神病者扱いされたといったひどい対応をされても、それがその警察署や役所の正式な返答であるとして、証拠を残しておくことは大切です。

警察や役所には市民の安全を守る義務がありますので、犯罪を隠蔽したと思われる証拠があるだけでも、裁判で人権侵害や職務怠慢などを追求できるチャンスがあります。

傷害や窃盗・器物損壊などの刑事事件については、警察が刑事事件として扱わないと事件になりませんので、確かな証拠がない限りは裁判に持ち込むことは難しいだろうと思います。

ですが、公務員の人権侵害や職務怠慢については裁判で罪を問うことができるはずです。

集スト犯罪は明らかに警察・自衛隊・役所・その他の公的機関が関わっていて共謀関係にあります。公務員というくくりでは裁判所も彼らの仲間となるので、裁判で公務員の罪を問うのは険しい道のりになるだろうと思います。

ですが、犯罪は誰がみても悪いことですから、確かな証拠さえ確保できれば、おかしな理屈で言い逃れを続けることはできなくなります。人の世の中には誰もが守らなければならない当たり前のルールがありますので、それを破ることは公権力を持ってしても難しいものです。

まずはカルトやアルバイト工作員のような加害者の犯行の証拠を確保して、少しづつ追い詰めていくほうがやりやすいだろうと思います。加害者の犯罪の証拠が裁判記録として増えていけば、裁判所や政府としても、いつまでもカルト団体や警察・自衛隊などを守るためにおかしな判断を下し続けることはできなくなるはずです。

そのためにも、犯罪の証拠とそれを示す書類や資料などを、より説得力のあるものにできるように技術を磨き上げていき、あわせてより説得力のある説明や議論をするための努力を積み重ねていくことが大切です。

説得力のある証拠と論法さえあれば、誰でもある程度以上の説得力のある議論ができるようになるだろうと思います。そうなったときには内容よりも話術や堂々とした雰囲気などが重要になってくるのかもしれません。2018.12.4


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