ご利用のブラウザではJavaScriptが無効になっています。すべてのコンテンツを閲覧するにはJavaScriptを有効にしてださい。


目次 > 個別分析 北朝鮮の検証 > 北朝鮮の外交 >

日本の覚せい剤ルート

[Stimulants_root_of_Japan] (2016/04/03)

北朝鮮・香港・中国が主な流入元

北朝鮮は日本の覚せい剤の主な流入元のひとつで、その量はかなりの割合になると考えられています。日本が北朝鮮への経済制裁を行うことで、覚せい剤の流入量も減るとみられています。北朝鮮が2016年に行った核実験など示威行為やそれらの国連ルール違反の制裁として、日本は人や資金の移動を規制するなど様々な制裁を行いました。

覚せい剤の密輸は、日本海上で船と船の間で行ったり、北朝鮮側が船を海底に沈め、日本側が船を引き上げるという方法が使われているそうです。海底に沈めてもGPSの発達により100%回収できるようになっているため、空港の警戒を強化しても、ほとんど防げないそうです。 2016年の制裁では船の入港を厳しく規制していますので、覚せい剤の密輸を大幅に防いでいるだろうとと考えられています。制裁では資金源を断たれた北朝鮮の軍やスパイ、また日本の暴力団などに打撃を与えているとみられています。

この時期、覚せい剤関連事件の発覚が増えたことは、制裁を契機に、覚せい剤を扱う暴力団が資金不足におちいるなどして弱体化し、警察の捜査が進展した影響かもしれません。(2016/04/02)

参考

「(2)犯罪組織による薬物の不正取引の実態」 掲載データは平成14年度まで (2016/04/03)

inserted by FC2 system