ご利用のブラウザではJavaScriptが無効になっています。すべてのコンテンツを閲覧するにはJavaScriptを有効にしてださい。
目次 > テクノロジー犯罪 > 電磁波被害と対策 > 電磁波防御 >4.電波吸収体
電波吸収とは、電波エネルギーが熱エネルギーに変換される現象です。
例えば電子レンジは2.45GHzという高い周波数の大電力の電波を食物に照射することにより、食物が電波を吸収し熱を発生するため、火を使わずに食物を熱することができます。
電波吸収材料は各種ありますが、大きく次の3つに分類できます。
導電性電波吸収材
誘電性電波吸収材
磁性電波吸収材
導電性電波吸収材とは、抵抗体、抵抗皮膜でこれに流れる導電電流によって電波を吸収させるものです。
誘電性損失材料には、カーボンゴム、カーボン含有発砲ウレタン、カーボン含有発砲ポリスチロールなどがあります。広帯域特性を得るために、多層構造にして表面近くの減衰を少なくし、内部に入るほど大きな減衰を得られるようにします。
磁性損失材料としてはフェライトが代表的です。整合する周波数は材質により、およそ0.3GHz~1.5GHzの範囲です。
引用元:シールド概要 2019.10.29
電波吸収体
電波吸収体または電波吸収材料(Radar absorbent material、RAM。以降、RAMと表記する)とは、電波を吸収し反射波を減らす物質である。主にステルス機などで、形状制御技術ではコントロールしきれなかった鋭角などに使用される。
(中略)
性質別分類
RAMはその性質から、大きく3つに分かれる。
導電性電波吸収材料
材料内部の抵抗によって電波によって発生する電流を吸収するものである。導電性繊維の織物によって優れた電波吸収体が実用化されている。
誘電性電波吸収材料
分子の分極反応に起因する誘電損失を利用するが、誘電体単体では大きな損失は望めないので、カーボン粉などをゴム、発泡ウレタン、発泡ポリスチロールなどの誘電体に混合して見かけ上の誘電損失を大きくしたものが開発されている。
磁性電波吸収材料
磁性材料の磁気損失によって電波を吸収するものである。鉄、ニッケル、フェライトを使用して電波を吸収できるが、重くなるのが欠点である。
引用元:電波吸収体 2019.10.29
磁気共鳴
1 磁気モーメントを持つ粒子が、外部から磁界を作用させると、そのスピンの磁気モーメントの向きを変えることによって特定の周波数の電磁波や振動磁場を共鳴吸収する現象。電子がマイクロ波を吸収する電子スピン共鳴、原子核のスピンによる核磁気共鳴などがある。スピン共鳴。
2 ⇒磁界共鳴
引用元:磁気共鳴(ジキキョウメイ)とは 2019.10.29
電磁波は波であるので、散乱や屈折、反射、また回折や干渉などの現象を起こし、 波長によって様々な性質を示す。このことは特に観測技術で利用されている。
引用元:電磁波 2019.10.30