電磁波を防ぐ試み・その2 Ver2.7.1


のんきな風

 HKS魚拓 取得元URL https://blogs.yahoo.co.jp/easygoingwind/24287137.html 2019.11.28

目次 > 参考資料 > HKS魚拓 >
easygoingwind-24287137, 2019.11.28, 評価:B

 →「電磁波を防ぐ試み・その1」 http://blogs.yahoo.co.jp/easygoingwind/24004047.html
   から、ご覧ください。

---------------------------------------------------------------------------------------

○窓ガラスにアルミテープを貼る

 ・自室でなく別室の窓ガラスにアルミテープを貼る作業(実験)をしている。

 ・幅5cm×6mで、厚み0.06mmのアルミテープを使用(100円ショップで購入)。
  カッターナイフと鉄定規で、幅1cm×30cm程度に切りそろえる。
  この数枚のテープを用いて、窓ガラスの上端から下端まで垂直方向に1本のラインを作る。
  これを、1cm間隔で並べる。全体として、縦のすだれ状になる。

 ・主に、携帯中継アンテナからの電磁波を減らすのが狙いだが、それは垂直偏波との情報があり
  そのため、縦のすだれ状に貼ればよいと考えていた。(が、結果は不十分なようだ)

 ・垂直偏波とは、地表面に対して、電界面が垂直な電磁波とのこと。
  携帯電磁波は、マイクロ波であるが、それは、その電界面に平行な金属すだれ(スリット)を通り
  抜けることができないという性質がある。
  これは、マイクロ波工学の基本とのこと。
  よって、垂直偏波の遮蔽に、縦の金属すだれ状のアルミテープが有効と考えた。

 ・用いた電磁波強度測定器の帯域は50MHz~3.5GHz。3軸測定。
  → http://blogs.yahoo.co.jp/easygoingwind/23725055.html

 ・幅30cm×1m程度の範囲で、縦方向に貼ったところで、窓ガラスの近傍で測定してみた。
  窓ガラスだけの状態に比べて、おおむね、1/10以下になるのだが、ところどころ、値が高くな
  り、1/3以下にならない位置があることに気づいた。
  すべての測定位置で、均一に値が下がるわけではない。

 ・原因はよくわからない。50MHz~3.5GHzまでの範囲で、垂直偏波でない電磁波もあるの
  だろうが、非常に狭い範囲で、ところどころ、値が高くなる位置がある。
  屋外で反射や回折?などにより、電界面の角度が様々に変化するのであろうか?
  室内の他の部分からの反射波ではないと考えている。
  なぜなら、測定器のモードを1軸にして測定してみても結果は同様であり、しかも、その部分を覆
  うようにアルミテープを貼ったところ、値が下がったからである。
  明らかに、すだれを通り抜けた成分と考えている。
  あるいは、上記の帯域に対して、1cmの間隔が不適切なのかもしれない。
  今のところ、適切なすだれ間隔を計算する方法はわからない。

 ・確実に減らすためには、やはり、格子状に貼るのがよいようだ。
  手間をへらすために、垂直方向を1cm間隔で、水平方向を3~4cm間隔で貼ろうとしている。
  この間隔は、周波数から波長を算出して勘案すべきかもしれない。
  なぜなら、電磁波は、その波長より小さい金属格子を通り抜けることができないとのこと。
  しかし、テープを格子状に貼ったとき、そのような性質になるかどうかは、わからない。
  テープの裏には粘着材があり、1枚の導体にならないのでは?と考えたくなる。

  →テスターを用いて測定したところ、重ね貼りで接いであるアルミテープの間で、抵抗値の測定により
   導通が確認できた。つぎ目が2箇所以上ある測定位置の間でも導通が確認できた。
   粘着材が薄いためだろうか?よく圧着すべき。劣化したときにどうなるかはわからない。

 ・ひとまず、水平方向を4cm間隔で貼ったところ、値は、1/10~1/100程度になった。
  この結果が、上記の性質によるものなのかどうかは、わからない。

  →光が入らないと困る、けれども金網が手に入らないという方には、1cm幅のアルミテープで
   1cm四方の格子(テープ中心間隔2cm)ができるように貼ってみることをお勧めします。
   2cm四方以上の格子にはしない方がよいと感じています。ただし、これで、すべての電磁波
   が完全に遮断できるわけではありません。ご了承ください。

 ・やはり、手間がかかる。金網が手に入る方は、それを貼った方が早いだろう。

 ・なお、「電磁波を防ぐ試み・その2」の「6.結論」でも、述べたように
  部分的な遮蔽を行うと、電磁波の強い範囲と弱い範囲ができることがある、と考えている。
  体の一部が電磁波の強い範囲内に入らないようにしないといけない。
  居場所やベッド上などの電磁波強度を、専用の測定器、ラジオなどで確認すべき。
  なお、携帯電話を測定器がわりに用いるときは、通話エリア内と判定できる各社の携帯をすべて
  そろえるべきだろう。その視点からすると、専用測定器を用意すべき。
   →参照:http://blogs.yahoo.co.jp/easygoingwind/23725055.html

「作業記録」の更新記録 -------------------------------------------------------------------
 
 2008-08-14(木):Ver1.4。「テスターを用いて測定したところ・・・」を追記。
 2008-08-13(水):Ver1.3。「光が入らないと困る・・・」を追記。
 2008-08-10(日):Ver1.2。「部分的な遮蔽を行うと・・・」を修正。専用測定器を用意すべき。
 2008-08-08(金):Ver1.0。新規作成。

記事更新日:2008/8/8

道案内 : 目次 > 参考資料 > HKS魚拓 > 現在地

< inserted by FC2 system