HKS魚拓

統合失調症の診断基準:ICD「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)」とDSM「精神障害の診断と統計の手引き(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)」

DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)

DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)
https://snabi.jp/article/127

DSMとは、アメリカ精神医学会が出版している、精神疾患の診断基準・診断分類です。正式名称は「精神疾患の診断・統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)」といい、その頭文字を略してDSMと呼びます。

DSMは、精神医学の研究や治療を行っている人に、精神疾患の基本的な定義などを示したものです。もともとはアメリカでつくられたものですが、現在は国際的に利用されていて、日本でも精神疾患の診断に用いられています。

精神障害の診断と統計マニュアルの批判
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%A8%E7%B5%B1%E8%A8%88%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB#批判

アメリカでは、DSM-IIIが登場した1980年頃から、精神科を志望する精神科医が減少している。この事象は、DSMのマニュアル化された診断がかえって精神医学の面白みをなくしてしまったからだとする意見もある。

1998年、アメリカ国立精神衛生研究所(英語版)の統合失調症研究センターで所長を務めたこともあるローレン・モシャー博士は「DSM-IVは、精神医学が概して医学によって認められるように模造して作ったものである。内部の者はそれが科学的というよりも政治的な書物であると知っています。…DSM-IVはその最大の欠陥にもかかわらず権威ある書物となり、カネを生み出すベストセラーになった」と述べている。

2009年、『医学書院医学大辞典第2版』は「DSM」の項目内で、日本においてもDSM-IIIから賛否両論だが、操作的診断基準の一つとして広く併用され始めていると説明している。

2009年、帝京大学の内海健准教授は「言ってみるならば、DSMとはきわめて高度な議論の末に、とてつもなく粗末な妥協の産物が産み落とされた、そうした代物である」と述べている。

2011年には、イギリス心理学会がAPAに対して、DSM-5は賞賛よりも懸念があるとし、大部分が症状を伴う社会規範に基づいており、すべて主観的な判断に頼っているとし、数値がなく、多くの研究者が診断の信頼性、妥当性、予後値、併存疾患の問題に悩まされていることを伝えた。

これに続き、アメリカ心理学会の32部門・人間性心理学会は、DSM-5修正のための同盟を組織し、1週間で2,000人以上の心理学者、心理士、精神衛生の専門家の署名が集まった。

2012年の指摘では、記述的精神医学の妥当性を向上させることが不可欠であるとし、DSM-5のような方法では重症度を判断できないため、生物学の多くの分野で広く使用されるような数学的モデルを使用するよう提案を行っている。

2013年、大野裕(DSM-IV日本語訳者である)は、DSM-5で軽度の障害を含めたため、人間が自然に持っている「こころの力」を見落とす危険性が高くなっていると主張する。

2014年の日本精神科診断学会における挨拶において、会長である上野修一は、現在の(DSM等の)操作的診断基準について、誰でも分かりやすく診断できる点で高く評価される一方、生物学的な基盤に基づかないこと、治療に直結しないこと、拡大解釈されていることを弱点として挙げている。とくに、診断と治療が遊離している点に関しては、現在の診断基準が経年疲労している印象があると述べている。

DSM-IIIRと同じ時期に出た抗うつ薬のフルオキセチン(プロザック)は、うつ病の定義のあいまいさから売り上げが急増し、DSMが製薬会社のマーケティングに使われてしまう危険性が認識された。アレン・フランセスは、慎重に作成したDSM-IVによってADHDの診断が15%増加すると見込んだが、実際には3倍に増加し、小児の双極性障害は40倍に、自閉症は20倍に、成人の双極性障害は2倍となった。このような診断のインフレはとどまるところを知らず、DSM-5の登場によりさらになる過剰診断と不適切な診察が増加されると推察される。なぜなら、DSM-IIIの最高責任者であったロバート・スピッツァーが指摘するようにDSM-5では、議論の透明性をなくしたため安全で質の高いものに仕上げることができなくなり、アレン・フランセスの指摘するように、このDSM-5は正常な人にまで誤って診断を下すという診断のインフレを促し、適切でない薬の使用を助長する危険性をはらんだまま出版に至ったのである。

2013年、アメリカ国立精神衛生研究所(NIMH)の所長であるトーマス・インセルによれば、DSM-5は現在において最良のものではあるが科学的妥当性を欠いており、精神医学的な診断を作り替えるための研究領域基準(RDoC、Research Domain Criteria)の作成を進めている。 臨床的な合意に基づいた現在の診断は症状に頼っており、定義は神経生物学を反映しておらず、診断カテゴリーは神経科学や遺伝学の調査結果と一致しておらず、こうした問題は生物学的な指標に基づかない初期の診断システムにおいて発生する既知の問題である。RDoCは、神経科学や遺伝学に基づくだけでなく、治療成績の向上なども視野に入れている。

DSMは、症状の合意に基づいて診断するため、例えば内科等の病気とは異なり、客観的な計測基準を持たず、まだ診断の信頼性と妥当性が不足している。DSMは、現状では、生物学的な基盤に基づいておらず、生物学的な指標を持たない。また、神経生物学を反映しておらず、カテゴリは神経科学や遺伝学の調査と一致していない。

2013年に、DSM第4版の作成委員長であるアレン・フランセスは2冊の著作を出版した。『正常を救え:精神科の診断の暴走、DSM-5、大手製薬会社、そして当たり前の生活の医療化に反対するある内部関係者の抵抗』と『精神科診断のエッセンス』である。『正常を救え』では、精神障害を客観的に診断できる検査は存在しないため懸念があり、実際に製薬会社に大きく利用され、診断の大幅な増加と過剰診断、薬の過剰摂取事故につながっていることを指摘している。『精神科診断のエッセンス』は基本的には過剰診断にならないようにするための諸注意であるが、DSMをバイブルのようにして奴隷のように従うものというよりは指針でしかなく、異なった文化では異なった分類さえも必要となる可能性もあり、患者の役に立つよう柔軟に役立てるようとの日本向けの序文があり、堅牢な科学的根拠に基づいておらず、安全性と科学的妥当性が十分ではないとし、過剰診断、流行の診断、および診断の不正利用に注意することを求めている。このフランセスの2冊の日本語訳者には、DSM-IV日本語訳者である大野裕も名を連ねる。斎藤学のような精神科医も「診断のインフレ」と題する論文を公開しており、この言葉を広めたフランセスに言及し、また双極性障害といった診断の流行、薬価の高い薬をより有病率の高い障害へと拡大し、人気講師による講習会を通して、精神科に売り込んでいく様を描写している。

フランセスによれば、精神医学的な診断は、客観的な生物学的検査でなく、誤りがちな主観的な判断に頼っているためである。新しいDSM-5は十分な科学的根拠を欠いており、新しい精神科の薬よりも危険性が高い可能性がある。製薬会社は、DSMの緩い診断基準を使ってマーケティングしてきたし、診断が拡大されれば製薬会社の販売促進につながり、有害な副作用を持つ薬の不要な使用が増加してしまう。障害の早期発見は素晴らしいが、障害を診断できるとされてしまえば、現在の非特異的な診断手段と潜在的に危険な治療法の組み合わせでは間違いであり、その前に非常に特異的な、ほぼ確実な生物学的検査と、リスク/ベネフィット比が確実に良くなる必要があるとしている。まだ診断の安全性と有効性を監視するための効果的なシステムは存在していない。

DSM-5の作成に関わったパネルメンバーの約7割に、製薬業界との関係があった。

(引用終わり)

ICD-11(国際疾病分類第11版)

ICD-11(国際疾病分類第11版)とは?主な内容、改訂や導入の時期、医療機関・行政機関での使われ方、診断後に受けられる治療・支援を解説します
https://snabi.jp/article/176

ICDは、世界保健機関(WHO)が作成している、病気の分類です。「ICD」は略称で、正式名称は「International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)」といいます。日本語では「国際疾病分類」とも呼ばれています。

分類された病気には、アルファベットと数字による「ICDコード」が記載されています。

たとえば「百日咳」のICD-10でのコードは「A37」です。百日咳を英語では「Whooping cough」、フランス語では「La coqueluche」といいますが、言語が異なっても、共通するコード「A37」を参照することで、各国の統計などを比較することができます。

※ICD-11改訂・導入の流れ
2018年6月 WHOがICD-11を公表
2019年5月 WHOが年次総会でICD-11を承認
2019年〜2021年頃 日本では厚生労働省や総務省などがICD-11の国内適用の作業を実施
2022年1月 WHOがICD-11を正式に発効

暫くの間は、ICD-10が使われます。

ICD-10 第5章:精神と行動の障害 Wikipedia
(F20-F29) 統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害

※世界的な統合失調症の基準は、アメリカ精神医学会とWHOが作っています。

アメリカ精神医学会 Wikipedia

世界保健機関(WHO) Wikipedia

(memo)

日本精神神経学会 Wikipedia
2002年(平成14年)8月 - 総会で精神分裂病の病名を統合失調症へ変更することを議決。

日本精神科病院協会 Wikipedia

公益社団法人 日本精神科病院協会(にほんせいしんかびょういんきょうかい)は、東京都港区に本部を置く公益社団法人。略称は日精協。 なお政治団体としては日本精神科病院協会政治連盟がある。

晋精会と戦争と優生学 + a
https://archive.vn/VlhPT

日本国内でも、上記の2つの診断基準が主流の様です。

統合失調症の診断は、診断基準をベースに行われます。診断基準としては、WHO(世界保健機関)の国際疾病分類である「ICD-10」と、米国精神医学会の「DSM-5」の2つが主に使われています。これらの診断基準では、統合失調症にみられる症状を記述した診断項目を多数あげて、それらに当てはまる項目がいくつあるかによって決めるようになっています。
https://www.mental-navi.net/togoshicchosho/treatment/standard.html

統合失調症 診断基準
統合失調症 Wikipedia

統合失調症という病名が、国家による電磁波兵器、音響兵器を利用した極秘人体実験を隠ぺいする道具に利用されています。テクノロジー犯罪被害者に対して統合失調症のレッテルを張るのは、MKウルトラの被害者を統合失調症というのと本質的に変わりません。精神科医の皆さんは、ぜひテクノロジー犯罪の存在を知ってください。

テクノロジー犯罪は、国際連合人権高等弁務官事務所のサイトにも載っています!
blog-entry-434.html

テクノロジー犯罪被害者関係者向け 精神医療に関する資料
https://syuusutomemo.fc2.net/blog-entry-434.html

世界精神医学会の初代議長が、MKウルトラ計画にも関与

カナダでも、スコットランド人心理学者ドナルド・キャメロンを中心に、1957年から1964年まで、マギル大学アラン記念研究所にて実験が行われた。LSDを含む各種薬物を用いて被験者を昏睡状態にしたり、通常の3~40倍の強さの電気ショック療法などを用いていた。

被験者は、不安障害や出産後抗鬱において精神上の問題を抱えていたが、実験により終生障害に苦しむ事となったほか、失禁や記憶喪失なども引き起こした。なお、キャメロンが米加両国の精神医学会の会長のみならず、世界精神医学会の初代議長として世界に名が知られたのも、この時期である。

MKウルトラ Wikipedia

コメント

WHO、アメリカ精神医学会、世界精神医学会、日本精神神経学会、タビストック人間関係研究所、MKウルトラ関係者、この一連の繋がりが見えてくると、全てが茶番だと分かります。WHOのでたらめさは、今回の人工コロナウイルスの対応でもわかると思います。
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