目次 > テクノロジー犯罪 >

テクノロジー犯罪の技術の基礎知識 用語や理論を理解して対策・周知・説明に活かそう

The-elementary-knowledge-of-the-technology-of-the-high-technology-crime, 2020.9.5, 2021.4.4, 評価(C)
電磁気や音波などの特性を知ってそれをテク犯対策に応用していくことが理想です。

知っているだけでも周知や説明の質が上がるので被害者なら理解しておいたほうがいい情報です。

公式や微積分も扱っていますが、テスト問題を解くためのものではないのであまり気にしなくても大丈夫です。

知識をテク犯対策などに応用するということは、電磁波の反射や屈折などの仕組みを知ることでシールドの防御力を高めたりするのに活用していくということです。

たとえば電波の伝わり方を知っていればより効果の見込めるシールドを作りやすくなり、置き方もより効果的にすることができるようになります。(まずは現状把握が重要なので照射されている電磁波をより正確に調べないといけませんが)

この記事ではさしあたり電磁波関連をまとめていて行く行くは放射線や音波、毒物なども扱っていきたいと思っていますが、あまり手が回っていません。

調査研究が進められそうな方がいたらぜひ進めていってほしいと思います。

この記事は全体的に調査中で厳密には正しくないところもあるかと思いますので注意してください。


更新履歴

導入文 更新 2021.4.4

磁気 追加 2021.4.4

電磁波 テクノロジー犯罪の技術の基礎知識 新ページへ移動 2020.11.27

続き


目次

はじめに

関連科学・学問


電磁波 テクノロジー犯罪の技術の基礎知識

放射線

単位・記号

学問的な位置付け

ベクトル

電磁気学

電気・電流

磁気

微分積分

物理学

関連・参考


はじめに

さしあたり防御利用できそうな理論として屈折の活用案を考えてみました。反射を利用する案は思いついている人もいたかと思いますが屈折を利用する案は見かけたことがないのでアイディアのひとつとしてより多くの人に覚えておいてほしいと思います。

分子や電子など物理科学の基本的なところもすべて説明したいところですがネット上に的確な説明があるはずなので詳しくはそちらを参考にしてください。

電磁波と言えば精神病と扱われる常識ができ上がっています。特に精神科医は相手が電磁波と言っただけで統合失調症と診断していいという内部ルールができ上がってしまっています。集スト被害者でなくても精神科医相手に電磁波は禁句です。

一般常識では5Gの健康被害への懸念から電磁波の危険性が叫ばれていて、電磁波という言葉だけで精神病扱いする傾向は薄れつつあります。ですが、まだ危ないです。そういう誤解をさけ周知活動や説明の信頼性を上げていくには技術的な理解度を高めていかないといけません。

基礎知識といっても結局は一般的には専門的な知識になってしまいますが、テクノロジー犯罪を説明する上では基礎となるので一通り理解し説明できるようになることを目指してください。

ちゃんと説明できるかどうかが精神病・オカルト・陰謀論などと判断されてしまうかどうかの分かれ道になります。 2020.9.10, 2020.9.12


関連科学・学問

加害に関係しているものの中で技術や学問として研究されているものを挙げます。各分野にもそれぞれ関連分野がありますので実際はもっと多くなります。技術としては本来は理系分野に限るべきですが文系分野も関係があるので含めています。

電磁気学
電気工学
電磁光学
電波工学
静電気学
放射線科学
生物物理学 … 電磁波や音波による生体内の化学反応や共鳴
社会工学・社会科学全般
制御工学
医学・薬学 … 毒物・毒ガス
生物学 … ウィルス・細菌兵器
心理学
精神医学
脳科学
洗脳
マインドコントロール
量子力学
特殊相対性理論
2020.11.8

< 関連 >

テクノロジー犯罪の技術関連リンク(1)
電波・音波などの技術的な分析、攻撃法・防御法など

テクノロジー犯罪の技術関連リンク(2)

電磁波

電磁波 テクノロジー犯罪の技術の基礎知識 2020.11.27


放射線

参考:放射線 - Wikipedia


ガンマ線

参考:ガンマ線 - Wikipedia


単位・記号

nT(ナノテスラ):磁場、磁界、電磁界
v/m(ボルトパーメートル):電場、電界
µW/㎡(マイクロワットパー平方メートル):高周波などの電力密度

参考:数学記号の表

MKSA単位系:M=長さ メートル、K=重さ 質量、S=時間 秒、A=電流 アンペア
CGS単位系:C=長さ センチメートル、G=重さ 質量、S=時間 秒

B:磁束密度
C:クーロン(力)
℃:温度、セ氏度、1気圧で水が凍る温度0度とした単位(関連:K 絶対温度)
d:微分全般(?)
div(ディブ):発散 divergence(ダイバージェンス)
E:電界
F:力
f, F:ベクトル
grad:傾き gradient(グラディエント)
h:高さ
→J:電流(ベクトルJ)
K:比例定数、絶対温度(ケルビン度、これ以上低くならない温度0度(0K)としたもので、0Kはマイナス273.2℃にあたる)
L:距離
N:ニュートン or 任意の数値
p(ピコ):10億分の1
Q:電荷
r:位置ベクトル(原点を始点とするベクトル)
rot(ロット):回転、rotation(ローテーション) 運動や移動・時間的な変化を表すことも
S:面積
V:電位
W:仕事
ε(イプシロン):誘電率
θ(シータ):角度
ρ(ロー):電荷密度
μ(ミュー):透磁率
λ(ラムダ):波長
γ(ガンマ):ガンマ線に使われる文字(※単位ではない)
ν(ニュー):振動数
→a:ベクトルa
∫:積分
∬:2重積分
∂:偏導関数


学問的な位置付け


引用:基礎電磁気学 第 1 回講義 2020/05/05

右下のピンク色の電磁波が最終目標になっています。

この図はマクスウェルの方程式の微分系積分系が理解できると電磁波が理解できるようになるという説明で使われていたものです。講義では基礎電磁気学のゴールがマクスウェルの方程式の積分形と別講義の電磁気学I・IIのゴールが積分形の理解になっていました。

電磁波は数学・物理学を基礎にベクトル・微分積分などを使うことで理解できるようになるそうです。電磁波を科学的に理解するにはそれらの電磁波関連分野の理解が必要になるということです。

この時点で大半の人の心が折れてしまうかもしれません。ですが、学生が1年間で勉強している時間は1科目につき40時間弱(※)でしかないので時間的には大したことはありません。

もちろん学生のほうが若いとか先生がいるとか予習復習の時間がとれるとか有利な部分はあります。ですが、今は何と言ってもリアルタイムでネット検索できる時代ですから昔の学生たち相手であれば必ずしも引けをとるということはないでしょう。

専門家にっとてもそうでない人にとっても科学的な理解は時間と根気が必要になります。必要なことがわかるようになるまで根気よく調べ続けてみてください。きっとまだ気がついていないことがあるはずです。

実際に調査・研究を進めるときは電磁波計測などの実践的な調査から始めるか並行して学習していくのがいいだろうと思います。

計測器片手に調査を始めても理論がわからないと何をどう調査すべきかわからなくなります。ですから結局は最低限の科学的な理解が必要になってきます。

専門家の力が借りれるなら理論的な部分は頼って実践的な調査部分だけ自分でやったほうが効率的です。

それでうまくいけばいいですが、専門家がせっかく教えてくれたとしてもその内容が理解できないと調査できないでしょうから基礎はある程度まで自分で理解するしかないだろうと思います。

このテーマでは素人がどこまで理解すればいいのかという点も調査対象になります。調査方法さえ確立されれば理解する必要はないでしょうが、今のところはそこも含めた調査が課題となります。

単に電磁波を測るだけなら計測器の使い方を理解するだけでいいのですが、測る対象となる電磁波が軍や秘密警察のものでことを区別できるレベルになるまでは勉強や科学的研究が必要になるはずです。

最終的には人工テレパシー装置や脳神経系への干渉装置を自作しその技術が平和利用されるようになればいいと思います。

(※1年間の総学習時間:1年は52週で夏休み冬休みなどの分を引くと40週くらい、高校の授業が1回50分、大学は90分前後と長いですが休みが多いので授業回数は少なくなります。そうなるとどちらも合計で40時間弱になるはずです。ちなみにゲームだとドラクエを最後までやると30時間前後かかるので少し多いくらいです。比較:「科目一年」=>「ドラクエクリア」) 2020.8.24, 2020.9.12


ベクトル

画像を入れる予定


電磁気学

電磁波を含む電気・磁気に関する科学。

厳密ではないですが電磁気や物理に関する用語をおおまかに説明します。

電気分野とマイクロ波分野の用語の対応

コンダクタンス=導電率
キャパシタンス=誘電率
インダクタンス=透磁率
電圧電場=強度

電磁気関連

振幅:電磁波の波の図で表される1回で上下する幅
周期:電磁波の波の図で表される波の開始から終了までの長さ
例)
1Hz(1ヘルツ):1秒間に1周期
1KHz:1秒間に1000周期
電磁波の速さ=光の速さ=30万km/sec(1秒間で30万キロ進む)
波長:1周期の距離
波長[m] = 300 ÷ 周波数[MHz]
例)電子レンジの2.45GHzの波長:300÷2450=0.1224m=12.24cm
位相:基準点からのずれ、360度の度数で表す パルス波(方形波):多数のサイン波を合成して作る矩形波
周波数帯域幅:合成された電磁波に含まれるサイン波の周波数の幅
波面:ある瞬間の波の山や谷など同じ位相の点を連ねてできる面
球面波:波面が円状になる波、波源を中心に放射した波
平面波:波面が進行方向と直角になる波、波源から遠く離れた波の状態
ホイヘンスの原理:電波が波源を中心として360度に波のように放射して進行すること
回折(現象):電波のような波が物体の陰に回りこむこと。回り込んだ波を回折波という。回折波は周波数が高くなるにつれて小さくなる。
山岳回折:山が電波を回折させ電波を届けること
見通し外通信:電波が障害物にさえぎられ直線状に届かない場所へ回折波が届く仕組みを利用した通信
反射:電波は導電性のものに当たると反射する。金属が反射しやすく大地、海、川、電離層でも反射する。
反射体:電波を反射させるもの
大気中での屈折:地面に近いほうが空気が濃く屈折率が高いので地面方向に屈折する

電流(A):導体内の自由電子の移動
電子:正(プラス)電子が原子中の陽子で移動しない、負(マイナス)電子が原子中の陰子で導体の原子の一部が自由電子で移動できる、この移動が電流や電磁波。電気の正体。
電荷(E):電子の量、帯電した物体が持つ電気
帯電:物質に電子がたまること
自由電子:物質内外の移動できる電子、移動できるのはマイナス電子(陰子)のみ
電界(電場):電子が移動している(電気力線が出ている)空間、電磁波は電界と磁界が共存し移動する空間、空間に広がる性質がある
磁界(磁場):磁気が発生している(磁力線が出ている)空間、電磁波は電界と磁界が共存し移動する空間、N極からS極に向かって閉じる性質がある
電磁界:電界と磁界が発生している空間(通常同時に発生する)
直流と交流:電磁波は交流の磁場と磁界で構成されている
導電体(導体):電流が流れる物質、自由電子も持つ物質
絶縁体:電流が流れない物質、自由電子も持たない物質
帯電電荷量:物質内の正負電荷量の差し引き量
摩擦帯電現象:物質界面での電子の移動現象
静電誘導:導体・絶縁体に帯電した物質が近づいたとき電荷が引き寄せられる、あるいは反発する現象
分極:絶縁体内で電子が帯電物質に引き寄せられ電荷の偏る現象
電荷同士の作用:同極性同士は反発力、異極性同士は吸引力が働く
クーロン(C)の法則:荷電同士の作用は電荷量に比例し距離2乗に反比例する
電位(V):電界に逆らって単位電荷を動かすためのエネルギー
電荷と電位の関係:点電荷に対する電位は球対象の距離で低下
静電界の保存則:二点間を移動させる電気的エネルギーは経路によらず一定(?)
等電位面:電位が一定の面、地図の等高線にあたるもの
電気力線:電界の方向(プラスからマイナス)と強さを表す線、「電気力線の密度」=「電界の強度」、図上ではプラスが始点でマイナスが終点、電荷に対して一定割合で書くルール、電荷のないところでは発生しない
等電位面と電気力線の関係:電気力線は等電位面に直交する
点電荷の等電位面:球面
閉曲面:穴のない閉じた曲面、円か楕円状
ガウスの法則:電荷と電界の関係式、「電荷を包む任意の閉曲面を突き抜ける電気力線本数」=「電荷から出発した力線本数」
発散:div(divergence)、正の発散=湧き出し、負の発散=吸い込み
電位の傾き:ベクトル
ポアッソンの方程式:電位と電荷の関係式(計算の簡略化などに使う)
ラプラスの方程式:同上(式は異なる)

マクスウェルの方程式:電界・磁界の振る舞いや電気・磁気の相互作用に関する法則を数学的に解釈したルール、時間に関する偏微分方程式(別表記:マックスウェル)

式の説明(各式はそれぞれを表している)
第1式:電荷があると周囲に磁界が発生
第2式:磁界が時間的に変化するとその周囲に電界が発生
第3式:磁力線がN極から出てS極に戻る、発散しない、N極またはS極だけの磁石は存在しない
第4式:電流が流れたときに発生する誘導磁界。変位電流が空間を流れる。

電界と磁界の波動方程式:マクスウェルの方程式から導き出される式で、波が時間とともに形を変えずに移動する様子がわかる。この波がマスクウェルの死後に証明された電磁波。速度が光と同じことから光が電磁波であるとも彼は結論付けていた。



電気・電流

アーク放電:光放射をともなう熱電子を大量に放出する放電現象 参考:「アーク」「スパーク」「ショート」の説明

AC:交流電流
DC:直流電流

右ねじの法則:電線を流れる電流の進行方向に対して右周りで円状の磁界が発生するという法則。
ファラデーの電磁誘導の法則:棒磁石をコイルの中に移動させると電力が生まれるという法則。棒磁石の動きが速いほど大きな電力が生まれる。
フレミングの法則:磁界の中で電線を動かすと電流が流れるという右手の法則と、磁界の中で電線に電流を流すと力が生まれるという左手の法則のこと。それぞれの手の親指・人差し指・中指を直角に交わる軸して形をつくり、指の親指を力、人差し指を磁界、中指を電流と仮定することでそれぞれの関係を表すことができる。


磁気

電気と磁気はセットで発生するので電磁気と呼ばれています。

セットではりますが磁気に注目したコンテンツをこちらに挙げておきます。

第3章磁気 - 北海道大学 2021.4.4

物質中の磁場と磁性体 物質中のアンペールの法則 電磁気学入門 2021.4.4


微分積分

電磁気学の数学的な手法に使われている数学の一分野。掛け算で式やグラフ化するのが積分、割り算で行うのが微分。

< 参考 >
説明しようッ!微分・積分とはッ! 2016/10/1 2020.8.19

偏微分:多変数関数に対して一つの変数のみに関する微分


物理学

ベクトル:力の向きと強さを表すもの
単位ベクトル:長さ1のベクトル
内積:ベクトル同士をかけて数値を求めること(?)
外積:ベクトル同士をかけてベクトルを求めること(?)


関連・参考

参考書籍1:谷 正彦/佐々木 正子著 『図解 よくわかる電磁波化学』 日刊工業新聞社 2012年 ISBN 978-4-526-06957-4 C3043
電磁波の産業利用するときの熱作用や化学反応の促進などの仕組を説明


参考書籍2:井上 信雄著 「電波と光」のことが一冊でまるごとわかる ベレ出版 2018年6月25日 ISBN 978-4-86064-549-6 C0042


更新履歴(続き)

屈折による全反射 追加 2020.11.20

関連科学・学問 追加 2020.11.8



inserted by FC2 system