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人の記憶力

人が覚えている時間や量をおおよそ知っておいてよりよいタイミングを考えるのがテーマです。

自分が忘れないようにする定期メモ確認や、誰かに覚えているか確認にしたり、誰かに情報を伏せておき忘れやすくしてもらうときなどのタイミングの目安になります。

人の記憶能力を分析し戦略的に活用する方法を検討するといったところです。

Ability-of-human-memory, 2019.10.23, 2019.10.24, 評価(C)

目次

いくつになっても記憶力は高められる

記憶力できる時間

脳科学と心理学の違い

記憶できる量

コラム:心理戦対策は心理研究になる

関連・参考


いくつになっても記憶力は高められる

このサイトの追う集スト犯罪の加害者たちは、タビストックなどで大金をはたいて個人や集団・国家レベルでの人の脳や体、習性などを研究しているくらいですから、とっくに加害行為に取り入れているはずです。

「この睡眠妨害は90分以内に1回、1週間続けろ」とか「観察開始から5年たったらCPレベル3に移行するから新しいの加害方法の使用を許可する」といった感じでしょうか。

まずはそこまでシビアな世界の話ではなく、私たちが日常的に使えそうな範囲で、人の記憶力を把握しておいて、役に立てていく方法を探してみようと思います。

現代科学だと記憶力は年齢を問わず高めることができるということになっているそうです。脳内で記憶をつかさどる海馬が使われるたびに鍛えられていくからだそうです。

昔は、脳細胞の数は生まれたときがピークだとか、20歳がピークで後はどんどん減っていくという説が有力で、あたかも真実であるかのように信じられていました。それが海馬に限っては、いくらとしをとっても細胞が新しく生まれてくることが分かったそうです。

< 参考 >

記憶した記憶はどのくらいの期間で忘れるのですか 2010/9/15 2019.10.23

海馬(かいば)を鍛えて認知症を予防しよう。何歳からでもできる海馬を大きくする方法 2019/10/13 2019.10.23

逆にこの海馬無限成長説(仮名)もいつかくつがえされる可能性があるので、科学的知見は信じすぎないほうがいいという教訓にもなっています。科学が解き明かしていないことは多いので、他の説も少し疑っているくらいがちょうどいいはずです。

海馬だけでなく脳全体が何歳になっても鍛えられると言っている学者もいます。海馬が他の脳の部位と連動しているので、海馬だけ鍛えれるというのはそもそもおかしな話なのかもしれません。

< 参考 >
脳はいくつになっても鍛えられる | ポール・マクリーン博士の3つの脳の層構造「三位一体脳」論 2019/02/08 2019.10.23

厳密なところはともかく、脳は死ぬまで鍛えられるという見方が有力なようですから、だれでも死ぬまで頭をよくしていくことができると考えていいようです。

自分は頭が悪いからといって考えることをやめてしまっては損です。ちなみに筋肉も70歳以上になっても増やせることが実験で分かっています。たぶん他のことも歳のせいで、全然できなくなることはないのではないかと思います。 2019.10.23

< 参考 >
脳科学が教える「効率的に学習する方法」6つのポイント 2015.03.19
何かを勉強するならこんな方法がいいのでは? 2019.10.23


記憶力できる時間

エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, ...etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。

20分後には、節約率が58%であった。*1
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。

引用元:忘却曲線 | WikiPedia 2019.10.23

記憶率についてこのエビングハウスの実験が基準とされることが多いようです。これは音や言葉の記憶実験ですが、他のこともこれに近いものと考えられているようです。

これは何かを忘れる割合だと考えられていることが多いですが、それは誤解です。節約率と呼ばれる一度覚えたものを、また覚えるのにかかった時間を元に算出されたものです。

忘れる割合ではなく、同じことを覚えるのにかかる時間がグラフ化されています。一度覚えたものをまた覚えるのは時間がたっていないときのほうが早いということを表しています。

忘却率の数字通りに記憶がなくなっていくということではないのです。記憶の定着率表とも言えるのものなので、本当は逆に何かを覚えるときに役に立つデータになっています。

< 参考 >
エビングハウスの忘却曲線の誤解とは?一般的な理解は間違っていた! 2019/4/11 2019.10.23

それはそれとして、恋愛の心理学で3ヶ月たつと一旦忘れるから、振られてもまたアタックしてみるといい、といった話もあります。忘れるまでの時間は今回の大事なテーマなので、どこの情報が元になっているのか調べてみました。

いくつか調べたところでは根拠らしきものは出てきませんでした。エビングハウスの実験は1ヶ月で終わっているようなので、経験則として自然に信じられてきたか、あるいは季節が移り変わるので、心も変わりやすいということかもしれません。

私の経験でも、自分の文章を振り返ってみると、1ヶ月前のを読むと「まあそれなりにちゃんと書いてあるのではないか」などと思い、3ヶ月前のはほぼ覚えておらず、半年前となるとほぼ他人の書いた文章のように感じます。

半年前の文書となると、逆に「なかなかいいことが書いてあるんじゃないか」などと思ったりするので、3ヶ月ほぼ忘却説(仮説)は体感的に正しいように感じます。

半年完全忘却説(仮説)も正しいように感じますが、恋愛だと完全に忘れてリセットされて興味がなくなってしまうよりは、少しはよかったことを覚えている状態のほうがいいということなのかもしれません。

忘却率をまとめると、データは節約率という、覚えなおすのにかかった時間が元になっているので、実際の記憶は表よりも早く忘れていると考えられます。

そもそも実験に使われた意味のない音節、たとえば仮にエアジフェとしておきますが、これを覚えることができたとしても、1ヶ月もたった後に思い出せるはずありません。

忘却率は反復記憶力(仮名)のようなものですから、記憶を定着させたいときや、逆に早く忘れさせたいときの目安として使うべきデータです。

反復記憶力は1時間以内に半分以上、9時間後には65%、その後は緩やかに忘れていき、1ヶ月で約8割と覚えておけばいいでしょう。

記憶は海馬が司っているので、覚えやすさが下がるということは、広い意味で忘れやすくなっているともとれるので、厳密には違いますが、忘れやすさの目安と考えても、大きくは間違っていないように思います。

それと関連するものの厳密には違うデータの経験則として、1ヶ月で少し覚えているくらい、3ヶ月であまり覚えていないくらい、半年でほぼ何も覚えていないくらいになるらしいということを覚えておけばいいでしょう。

本当の記憶の定着率や忘却率が気になるところですが、これは誰かが実験してくれるのを待ちましょう。

どうしたら記憶が定着しているといえるのか、他の学者が納得できるように定義して、同じように納得させられる実験の条件を考えないといけないので、学者のみなさんもなかなか手が出せないのかもしれません。脳科学者なら普通に実験していそうな気もしますが。


脳科学と心理学の違い

心理学のような統計ベースの学問は疑似科学であって文学ようのな客観性に欠ける部分があります。これは根拠が弱いということです。過信は禁物ですが、異論が出ていないということはだいたい合っていると考えていいのではないかと思います。

これが脳科学であればドーパミンやアドレナリンの量などを客観的に測っているので、科学として通用するレベルにあるだろうと思います。アドレナリンの量で人生や恋愛の機微は語れませんので、心理学には心理学のいいところがあるのだろうとは思います。

脳科学者は学者、心理学者は文学者ということです。脳科学者は分かっていることと分かっていないことをちゃんと分けて客観的に正しいことを言おうとします。分かっていないことを分かっていないといえるのが科学者です。

心理学者は統計データから自分が正しいと思う分析を話しているだけです。自説に合った実験データを選び出して根拠としてはいますが、あくまで自分の意見を述べるのが心理学者です。

両者は国会答弁などで客観的な情報や意見を出してくる官僚と、とにかく知ったかぶりをしてミスを認めない政治家の違いに似ています。

何を主張してもあまり怒られないのが心理学者で、客観的なデータや論理を示さないと相手にされないのが脳科学者、そうなっているはずです。

たぶん心理学者は「そのことはまだ分かっていない」というようなことはあまり言わないはずです。なぜなら、理論体系のほとんどがあいまいな統計データや価値観に依存しているからです。

統計データは母集団の違いでいくらでも変わってしまいます。価値観というのはそもそも文化や個人によってかなり違っています。

わざと都合のいい結果が出そうな集団を選んだり、母集団の総数が少ないと、あまり正しい結果になりません。

心理学で有名な「つり橋効果」も、そういう効果が少しはあるかもしれませんが、30人くらいしか調べていないので、今の統計学では信頼性がかなり低いことが分かっています。心理学は科学ではないので、こういう客観性の低い分析がでてきてしまいます。

心理学で客観的に正しい理論を述べるには限界があります。統計データや自分の価値観などから自説を述べているだけです。そういう考え方もできるだろうというレベルの話です。

統計データは集団に対する分析なので、そもそもその結果を個人の分析に適用するには無理があります。心理学だと、一般的な基準を個人に無理やり当てはめてしまような融通の利かないところがあります。

ちなみに、フロイトなど有名な心理学者にはユダヤ人が多いです。エビングハウスは19世紀のプロイセン王国(今のドイツ)の生まれで、実験も19世紀のベルリンで行われています。よく調べればきな臭い部分も出てくるかもしれません。プロイセンの豪商の家に生まれたということは…

< 以下、別記事へ移動予定 >

集ストでお馴染みの精神病、統合失調の根拠となっている精神医学も統計と臨床データからの分析なので、科学ではありません。多数決のような政治的アプローチや文学的アプローチで科学的な薬品を使ってしまっています。

精神医学の根拠のひとつとなっているDSMも学者が集まって、病気かどうか投票で決めたりしています。集まる学者は製薬会社の賄賂漬けだそうです。最近だとゲーム病などの新種の病気を作ってDSMで定義することで、お金儲けをしています。

DSM自体も根拠があいまいで理論も普通に間違っている部分があります。昔は同性愛者を精神病者扱いしていたほどいい加減なものです。病気とそうでない状態を客観的に区別できないという、科学的にみると致命的な問題を抱えています。

精神医学や医療分野で真面目に働いているいい人たちもたくさんいるでしょうが、学問や医療としては三流です。本来は占いやカウンセリング程度のものとして扱うべきいい加減な部分があります。 2019.10.23


記憶できる量

人間の脳には経験したすべたが記録されているという説もありますが、自分で意識的に使える記憶の量には限界があります。コンピューターのように数億を越えるネット記事から最善のものを選ぶようなことはできません。

ひとつひとつのことを覚えておくのではなく、それらに共通する仕組みやルールなどをまとめた上で覚えておいたほうが効率的です。

ひとが思い出して使える記憶の量にも限界があります。知っていることすべてを思い出すには時間がかかりますし、どれがいいのかくらべるのも難しくなってしまいます。

そこで、覚えるときに、関連するルールとの優先順位を考えながら、自分の知識としてより正確に覚えておくと、それを使うときによりよい考え方ができるようになります。

何かを知ったら、他との関連性を意識しながら自分の記憶体系の中に当てはめておくと有効利用しやすくなります。

記憶の種類は次のようになっています。

記憶 | WikiPedia 2019.10.24

短期記憶は「7±2(5から9まで)」だろうと考えられているので、何かを6つ以上覚えようとしても忘れてしまう可能性が高くなります。できないことはできないので5つくらいまでにおさえるかメモなどを使ったほうがいいです。

長期記憶は忘れないとされていますが、普通の人は忘れてしまいます。学問的には、記憶自体は残っているが、思い出すことができなくなるということになっているようです。

厳密には違いますが、結果は同じなので思い出せなくなるというより、単純に忘れると考えておけばいいでしょう。結果的には、あるいは自分にとっては、理由はともかく忘れるものは忘れるというのが現実です。

記憶量を戦略的に活用するなら、たくさんのことを伝えることで、伝わりにくくするような戦術が考えられます。木を森に隠したり、人を人ごみに隠すパターンです。

「伝えないといけないけど、なるべく忘れてほしい」ようなことは、間に無駄話をたくさんはさんだりすることで、印象を弱めることができるはずです。(あまり使う機会はなさそうな気がします)

弁論法やスピーチトレーニングで「論点を3つに絞ると伝わりやすくなる」というのがあります。少数で多くの人に話すときは、内容を伝えたいならなるべく少なくし、伝わらなくてもいいならたくさん伝えるのがいいのだろうと思います。

ブログなどのネット記事もこれに近い状況にあるのではないかと思います。ネット世界は閲覧数で価値を計るので、伝わりやすさよりも、閲覧数が増えるように1ページにぎっしり内容を詰め込むという手もあります。

一方的な情報発信ではなく、会話などで話し相手が少ないときは、相手の様子をみて、内容が分かったか確認しながら話すなど、別のアプローチも考えたほうがいいです。 2019.10.24


コラム:心理戦対策は心理研究になる

私としては記憶力を高めて、何かの資格をとろうとか、そういうことは考えていません。反集スト活動の敵が心理戦や情報戦を仕掛けてくる関係で、人の心理や精神活動について調べているだけです。

支配層戦略が進んでいくと、世の中は監視社会に近付いていきます。人々を奴隷支配することが支配層の究極目的だからです。

そこで支配層が使っているのが心理戦や情報戦です。支配層の秘密権力は強いので、監視社会化の流れはしばらく続くはずです。彼らはそれができる資金力と技術力を持っているかにみえます。

そうなると一般の人たちも心理戦・情報戦に目を向けざるをえなくなり、みんなが心理効果を考えて生きるという、かなり窮屈な世の中に変わっていくのではないかと思います。

監視密告社会のモデルとしては、旧東ドイツの形が考えられます。当時は、国民の多くが秘密警察であるシュタージの協力者となっていたそうです。

監視・密告がひどかったとはいえ、当時の人たちの生活は、民主主義や自由主義的なことやその他のいくつかの禁止ワードが使えなかっただけで、割と平和に暮らしていたそうです。

支配層は、監視社会の次には警察国家を目指し、最後は完全な格差社会である絶対王政や貴族社会に戻したいと考えているとみられています。

さすがにそんなことが実現できるとは本人たちも思っていないでしょう。たぶん、一般人類を敵とすることで内部ネットワークの結束を強めたりするのに利用しているのだろうと思います。

敵がいないことにはまとまる必要もないので、なかなかまとまれないのが人というものです。

ちなみに集スト被害者も被害者団体もなかなかまとまれないのですが、これは加害者側の分断・離間工作が激しいせいではないかと思います。工作の仕組みを多くの被害者が理解できて、うまく対処できるようになれば、被害者の団結も進んでいくだろうと思います。 2019.10.24


参考

記憶 | WikiPedia 2019.10.23



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