設計編1‐2 - シェルター

必要な機能や設備など

設計編1‐2のつづき。

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Making-of-the-iron-plate-defense-wall-plan1-2, 2018.4.6, 2020.3.8, 評価(C)

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出入り口の設計

鉄板小部屋の作成ではこの出入り口の設計が一番の難所となるでしょう。どこにどんなドアをつけるのか、上か横か、開閉式かスライド式か、そもそも出入り口ように磁石などで固定する面を作るか、などと色々な選択肢があります。

布団や机などを出し入れする可能性がある場合は、ある程度大きな出入り口にしておかないと不便です。これとは逆に布団を干すとしても毎日干す訳ではないでしょうから、大きな出入り口はたまにしか使わないと割り切って、小さな出入り口にする手もあります。

鉄板小部屋は自作を前提としているので、解体も自力でできるはずです。そのため必要なときだけボルトを外して出入り口を大きくすることもできます。

鉄板は重く、日用品としては値段が高いので、小部屋作成は2.5mmの薄い鉄板から始めるのがよいでしょう。大抵の電磁波はこれで防げると予想されますので、出入り口は開閉式が手軽なのでお勧めです。鉄板を蝶番・ヒンジでつないで取っ手を付け、ドア固定具を付けるだけなので比較的作りやすいでしょう。

1メートル四方の鉄板をドアにすると将来的に厚さ1cmになったとき80キロ近いドアになる可能性があります。これを見越して初めから丈夫な蝶番を使うか、あるいは1cmになったら別のものに取り替えるようにしてもよいでしょう。

ドア開閉用のスペースも計算しておく必要があります。ドアを開くスペースは基本的には物が置けないデッドスペースとなってしまうので、小部屋の置き場所にも注意しましょう。

約80キロのドアを開閉式にして上に持ち上げるタイプにしてしまうと、重たすぎて開けられないということになってしまいます。そんなときは小さなドアにしてもいいのですが人が出入りすることを考えると限界がありますので、横方向の開閉式かスライド式にする方法もあります。

< 参考 >
重さの見積もり

スライド式の場合はローラーが必要となります。寝室用などで開閉スペースが確保しにくい場合は開閉式よりもこちらがよいでしょう。こちらのほうが軽い力で開け閉めできるはずなので女性やお子さん用にもこちらのほうが向いています。ローラーを付ける部分の鉄板は他のものよりサイズが小さくなるので、購入時に小さいものを選ぶか、お店で加工してもらうとよいでしょう。鉄板を一度切ってしまうと元には戻せませんので、ローラーやレールの厚みなどを細かく計算しておいてください。

スライド式にするとどうしても隙間ができてしまうので、気になる場合はアングルなどで補強するとよいでしょう。

< 参考 >
隙間を補強しよう

レールは買わなくてもボルトナットなどで工夫すれば済ませられそうですが、鉄板小部屋を毎日使うような長期利用を考えると、それほど高い部品でもありませんので、ある程度のものをつけておいたほうが結果的にはお徳でしょう。

それと当たり前ですが、出入り口には内側と外側の両方に取っ手などを付ける必要となります。作成時には中に閉じ込められたりしないように注意してください。


土台

設置環境によっては床や壁の設置面にカビが生えるなどの問題が起こる可能性があります。コンクリートなら問題ないでしょうが、それ以外の場合は壁との間に5cm程度、床からも5~15cmくらい隙間を開けておいたほうが無難でしょう。

タンスを移動しても下にカビが生えているようなことはほとんどないので、木材であれば畳などに直に接しても問題ないだろうと予想されます。

強度面と合わせて調査できていませんので憶測の段階ですが、厚さ100mmくらいの木の板に150mmくらいの足を、1メートル毎くらいに付けておけばよいのではないかと予想しています。あるいはタンスの下がカビないのだから、3センチくらいの木の板を直に敷いておけば十分なのかもしれません。


寸法・実際の大きさ

よりリアルに計算しておくべきです。厚さ10mmで1000mm四方の鉄板を6枚買ってきて組み上げても厚みの分だけ飛び出たり、足りなくなったりするからです。接合部をきれいに45度にカットするなどすればきれいに組み立てられますが、厚さの部分を、内側と考えるか、外側と考えるかなどで細かい設計が変わってきます。
それとは逆に隙間は後からアングルなどでカバーすることにして、初めから隙間をあまり気にせずに組み立ててしまうという方法もあるでしょう。

電磁波は針穴からでも入ってくると言われるほどですから、隙間はなるべく少ないほうがよいのですが、このあたりはデータ不足で何とも言えない部分がありますので、まずは作りやすいように作ってみてから防御効果を確認し、対処していくのでもよいでしょう。

これは自作のメリットですが、最悪の場合、すべて解体して組みなおすこともできますので、それほど神経質になる必要もないでしょう。鉄板を溶接して初めから完全な物を作るような場合でなければ、面倒ではありますが作り直せます。

他の被害者さんたちのため、集スト犯罪をなくすため、さらには未来の日本の平和のために、ネットなどで公開できるような設計図を書いておくことをおすすめします。

外観と各パーツのサイズ、使う材料などが分かれば、ひとまずは役に立つレベルになると思います。素人のDIYでは最初から本格的な設計図を作っても、途中でいろいろ変更が出てくるので、簡単な設計図にしておいたほうがいいです。

もしもできそうならCADツールを使って立派な設計図を作ってみてもいいです。たいていの場合は途中で設計が変わってくると思いますので、ツールを使うのは完成後のほうがいいかもしれません。 2018.4.6, 2019.6.4

< 参考 >

失敗しないDIY家具講座(作り方):図面の書き方
書き方のサンプル、形・長さ・表裏・接合箇所などを書く 2019.6.4

Jw-CADの教科書
「建築業界で最も使われているフリーソフトのJw-CADをマスターしよう」(引用) 2019.6.4


多層構造の壁の結合とアングル使用例

ひとつの素材ですべてのテク犯を防御することはできませんので、防御壁は結果的に多層構造になっていきます(組み合わせは電磁波防御の鋼材と音波防御の防音材など)。

ひとつひとつの層はその素材だけで密閉されるようにすべきですが、それぞれの層同士は必ずしも密着させる必要はありません。柔らかい防音材や水の層などを間に挟むこともできます。

多層構造の壁をそのまま密着させると外側の層に囲まれていない隙間ができてしまいます。隙間を埋めないと電磁波も音波も防御性能が下がってしまうので、なるべく隙間ができないのが理想です。

壁結合画像

(1)四角の板同士を重ねると外側の層に隙間ができてしまう

(2)角を45度にカットして隙間を埋める

(3)各層をずらして隙間を埋める

(4)ジョイント(鉄やアルミ製)で隙間を埋める(ジョイントと壁の素材が違う層には隙間ができる)

各層を正確に45度にカットするのは難しく、小さな隙間もできやすいので、(3)の層をずらすスタイルがおすすめです。

隙間を完全になくしたいときや、できてしまった隙間を埋めるにははんだを使う方法があります。はんだは地震などの衝撃には弱いので定期的に点検する必要があります。

多層構造にする場合は、内側のほうが面積が小さくなるので、内側から素材の値段が高い順になるようにすると少しだけ経済的です。(あまり大きな違いはありません)

少しくらい隙間ができても問題ないなら気にする必要はありません。

(5)内側をアングルで補強

(6)外側をアングルで補強

(5)(6)はアングルで補強するイメージです。アングルは角部分の隙間の防御を強化するとともに、シェルターを支えるフレームにもなるので一石二鳥です。

(5)の内側にすると外観がきれいに仕上がります。(6)の外側にするのが一般的な使い方です。三面が交わる角部分では三面をカバーする別の金具を使うときれいに仕上がります。こちらも、少し隙間が開いても妥協すれば、アングルだけでフレームを組むこともできます。

ちなみにこのサイトでは(5)の内側からアングルで固定するやり方で作りました。三面が交わる角部分は、壁材で囲っているので少し妥協しています。三面の角材を使ってもよかったです。

DIYや建築の世界ではもっといい工法があるのかもしれませんので、気になった方はプロの方に聞いたり、ネットで調べてみてください。

鉄アングルの構造上の問題は内側の角度が90度よりも広くなっているのでことです(隅のほうが少し膨らんでいる)。(6)のように内側に壁材を結合すると素材によってはどちらかの面に隙間ができることがあります。

隙間は、アングルの内側の隅を削るか、壁側を面取りするように削ることでも塞ぐことができます。

設計中か実際に買う前に、内角が正確に90度になっているかどうか確認しておいたほうがいいです。金属の加工は大変なので、アングルを外側に使う場合は、正確に90度になっているものを用意したほうが隙間が少なくなり防御力が上がります。たぶん探せば売っているだろうと思います。 2019.6.19


アースの設置

アースをつけて帯電を防ぎます。アースの有無で防御効果が大きく変わりますので出入り口と合わせてここまでが設計の必須事項となります。ここから下の項目は我慢できればなくてもよいので、急ぐ場合は後回しにしてもよいでしょう。それでも後から増設できなくなってしまうパターンもあるので、どんな設備があるのかはすべて確認しておいたほうがよいでしょう。

鉄板で受けとった電磁波が流れる先となるのがアース(地面)です。アース自体は冷蔵庫などの家電に付けるものと同じものを使えばよいでしょう。地面に突き刺すアース棒(ロッド)付きのアース線が売っているのでこれを使うとよいでしょう。小部屋にクリップなどでくっつけ、アース棒を地面に突き刺す形になります。

部屋によって外部に通じる穴がなくてアース線を地面まで這わせることができないことがあります。ネットや電話配線用の穴や、窓の隙間、エアコン用の穴の隙間などがあれば使えますが、何もない場合は用意した電動ドリルの出番となるでしょう。

壁に穴を開けることは電気屋工事や大工さんなどが日常的に行っていることで、穴を保護する備品も売っています。これを付けて置けば、穴を開けてもそれなりにきれいに仕上がります。壁に穴を開けるときは自宅・貸家ともに家主に許可をとっておきましょう。実際には事後承諾でもあまり苦情は来ないようですが。

理論的には、アース棒の長さや表面積で電磁波を逃がす効率が変わりますが、テク犯防御としてどくらいのものが効果的なのかはよく分かりません(調査中)。電線としてはアース線の太さで許容量が決まりますので棒のほうはそれほど関係ないだろうとは予想されます。2018.4.6, 2018.5.3

< 参考 >
アース棒 - 楽天検索
137円など、送料の方が高いのでまずはホームセンターへ

アース線 - 楽天検索
10mで455円など、送料が高いのでまずはホームセンターへ

ELPA アース棒 W型 ASB-100

サンワサプライ アースケーブル 5m KB-DE5


通気口を作ろう

< 追加情報 2019年4月 > 設計・作成の途中ですが、アルミフレキという煙突のような物を見つけたので、これの先にファンを付けようかと考えています。シェルターの壁に直接ファンを取り付けると、電機コード経由の電磁波が内部に侵入してしまうので、それを防ぐための仕組みです。シェルターの外から下に垂れ下がった煙突の端にファンを付け、煙突内部にはステンレスタワシを入れることで電磁波も防げるようにする予定です。(追加情報終わり) 2019.4.19

隙間がなく気密性の高い鉄小部屋を作ると電磁波への防御力は高まりますが、内部で酸素不足となったり、温度調節ができなくなってしまう恐れがあります。そこで通気口が必要となります。

通気口は気密性が低い小部屋であればなくても問題ないかもしれませんので、まずは小部屋の出来栄えを確認してから作るのがいいでしょう。

考慮すべき点はいくつかあります。今は調査中の段階でどれを優先すべきかはよく分かっていませんので、実際に通気口を作るときは各自で状況に応じて判断してください。

考慮すべき点のひとつに、テク犯攻撃では頭部を自動追尾する装置による電磁波攻撃が行われることが多いというのがあります。穴を開ける場所を、頭が位置するであろう場所から離れた足元のほうに空けておくとで防御力を高められる可能性があります。

テク犯の毒ガス攻撃では空気よりも比重の重いガスが使われることが多いので、下のほうに排気口を作っておくと毒ガス耐性も少しは高まるはずです。ただし小部屋は室内に設置することを前提としているので、室内に毒ガスが充満してしまえばあまり意味はないでしょう。

設計編2のほうでミニ換気扇の設置について検討していますのでそちらも参考にしてください。台所にある換気扇のようなイメージで足元などにミニ換気扇を付け排気するという方法もあります。

空気には川の水のように流れがあるので排気口ひとつにすると、どこかの隙間から入った空気が排気口から出て行く形になります。これだと通気効率があまりよくありません。排気口の近くの隙間と排気口の空気ばかりが循環して小部屋内部全体の換気があまり行われない恐れがあります。

通気効率を考えると、二つの通気口をなるべく離れた場所(端と端など)に作ることで、空気の入口と出口が離れ通気効率が高くなります。通気口を二つ作るなら、排気口を足元につくり、そこから離れた高い位置に吸気口を作れば通気効率が高くなるでしょう。

通気口は作った後に鉄板などでふさぐこともできますので、まずは足元など下のほうに作ってみてから、状況に応じて別の場所に作ったり、増やしたり、換気扇をつけたり試してみるといいでしょう。

ここまでは小部屋側で考慮すべき点でしたが、他にはある程度特定できているのであれば、加害者のアジトやその他の攻撃元との位置関係も考慮すべきでしょう。加害者は通気口を狙って攻撃してくるはずです。そのため電磁波攻撃が行われる方向が分かっているのであれば、なるべく攻撃の少ない位置に通気口を作ったほうが防御効果が高まるはずです。

電磁波攻撃はアジトなどから行われるパターンの他に天井の照明の電線を使って行われることが多いようです。どの家にもあって頭部に近い天井の電線は思いのほか多くの電磁波攻撃に悪用されている可能性もあります。実際の電磁波攻撃はどこからの攻撃が多いのか人や加害者によって違ってくるでしょうし、被害者が通気口を作った後に、加害者が攻撃位置や攻撃方法を変えてくる可能性もありますので、注意深く観察して、柔軟に対処していくのがいいでしょう。

実際の通気口作りは各自の趣味で自由に作ったのでいいと思います。作り方も色々な方法があるでしょう。基本的には隙間が小さいほうが防御力が高まりますので、なるべく小さな穴を複数開けたり、穴を細かい金属の網で覆うのもいいでしょう。

金網はホコリがたまるとふさがってしまうので定期的に掃除する必要があります。掃除機が届く位置に通気口を作るか、取り外しやすい作りにしておくと便利でしょう。

ここでは一例として、どこかに穴を開けて、隙間ができるように大きめのふたをするという方法を説明しておきます。

作業に使う電動ドリルでいくつか穴を開け、小さな鉄板をかぶせ4隅をボルトナットで固定する方法です。これで少ない材料で通気口を自作できます。

< 穴の例:中の穴が通気口、4隅が固定用 >
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これで被害が悪化してしまった場合は、ふたとなる鉄板を面積の大きいものに替えたり、内外両方にフタ付けるなどして試してみるとよいでしょう。先に紹介した金網をかぶせてみるのもいいでしょう。

こちらも試していないので予想に過ぎませんが、電磁波が海の波のほうに放射して進んでいくことから、らせん状のパイプを通気口として煙突のように取り付ければ電磁波の吸収効果が高い通気口となるのではないかと予想されます。水道の排水が流れる一回転したパイプやバイクのマフラーなどが使えるかもしれません。2018.4.6, 2018.5.3


通気口やコード用の穴のカバー

理想は内外の両方をカバーして穴にも金網

シェルターは密閉しないと電磁波や音波を防げないので、夜寝るなどで長時間使うときは通気口が必須となります。隙間のイメージですが、参考までに私の作った鉄板・防音材付シェルターの場合では、スライドドアを10mmも開けると携帯電話の電波が入ってきてしまう状態でした。
単に穴を開けるだけだと電磁波や音波が入ってきてしまうので、金網を付けるか、金属などのカバーを付ける必要があります。目の細かい金網を3重くらいにうまく重ねれば、電磁波が直線では入れなくなるので、まずはそれを試して、ダメなようなら金属のカバーを付けるのがいいだろうと思います。

加害者は「どんな小さな隙間からでも電磁波攻撃できる」と言っているそうですが、電磁波や音波の攻撃は指向性エネルギー兵器と呼ばれる装置を使っていて、どちらもエネルギーが直進する兵器になっています。それを防御するカバーは最低限、電磁波や音波が直線で入ってこないようにしないとあまり効果がありません。

光も電磁波の一種なので懐中電灯などを使いながら、隙間ができないように設置してください。カバーはシェルターの内側と外側に付けられます。内側につけると中の空間がせまくなってしまうので、外側に付けるのがおすすめです。防御性能に不足を感じるようになったら両方に付けてもいいです。金網の性能も光で確認できます。

自作できれば自由に作れますが、市販の排気口カバーなどを流用することもできるはずです。各自の被害の度合いに合わせて強化していけばいいだろうと思います。内と外の両方に市販のカバーを付けるだけでもかなり違いが出るだろうと思います。

そもそもシェルターを作ろうと考えるような人は、かなりひどい被害を受けている人だろうと思います。そうなると金網だけというのは心もとないので、初めから金属や防音材を付けたカバーを付けるつもりでいたほうがいいだろうと思います。2018.4.6,2018.10.19


スケジュールの見積もり

見積もりは重要

ほとんど一人で作ってしまう場合は自分のペースで作ればいい訳ですが、それでも鋼材の発注から到着まで5日程度かかったり、ペンキ塗りと乾燥、工具やその他の備品の買出しなど時間がかかりますので、スケジュールが分かっているかどうかで作業の効率が変わってきます。

まだ誰かに手伝ってもらうときも日にちや時間が分かっていないと不便です。今回の作成では梅雨でペンキが乾かなかったり、雨でそもそも作業ができない日が多かったりと天気も関係してきます。

人によって技術や体力、作業スペース、確保できる作業時間、工具の品質など違ってくるでしょうが、せっかく作業したので管理人の見積もりを挙げておきます。

作業時間は平日が3時間、休日が7時間程度、1週間で約30時間くらいのイメージです。

作業時間は約3週間~3ヶ月程度

細かく見積もってみたところ最短では80~90時間くらいの作業工数となりました。鋼材発注から到着までの間に設計を詰めたりその他の作業を進めておけばもう少し短縮できそうです。

逆に最大の場合は管理人が実際にかかった約3ヶ月としておきます。鋼材の到着までに1ヶ月かかっていて、梅雨に重なったので雨で作業ができなかったこと、また梅雨でペンキが乾かなかったこと、作業スペースが小さかったこと、さらにライフワークの反集スト活動を並行してやっていたのが時間がかかった理由です。

他にはあまり早く作りすぎると加害者や周囲の人たちが驚いて余計な妨害を受けるかもしれないので、わざとゆっくり作ったという 背景もあります。

実際にはゆっくり作ることで作ること自体が抑止力となり、被害全体を抑えることができたのでよかった部分もあります。

作成中に、思考盗聴用レーダー装置の設置場所さえ特定できればパラボラアンテナやアルミ板で思考盗聴がある程度まで防げることが分かってしまったのですが、これも作業が遅れた理由のひとつです。

この記事を読んだみなさんはすでにコツや注意点などが分かっているはずなのでゆっくり作っても2ヶ月もあれば十分に同じレベルのものが作れるだろうと思います。

今回作ってみた感覚では、多くの被害者はここまで完全なものを作る必要はないだろうという気がしています。毎日、ひどい痛撃電磁波にさらされているような人以外は、まずは鉄板やアルミ板の衝立をたてるくらいでかなりのテク犯抑止効果が期待できるだろうと思います。

普通の被害者であれば、衝立を増やしていき、体温上昇など音波系被害がひどくなってきたら、その後にやっと小部屋なり囲いを作って防音材を用意するくらいでいいだろうと思います。

管理人が実際に小部屋を使ってみたところでは、数年あるいは数十年ぶりにプライベートな空間の中にいるという感覚がよみがえって来たのでので、小部屋は小部屋でなかなかいいものだとは思っています。自室の安心感が戻ったような感覚があります。

小部屋の中では何をするにも没入感が高くなっていて集中していまい時間を忘れがちです。思い返してみれば自分の部屋というのは本来そういう空間だったはずだと気が付きました。

設計:20時間~

後から振り返るとネジひとつ、置き場の位置や内部に机やイスを置いたときの使い勝手や、出入り口など、必要となるもの全部をなるべく細かく具体的に考えておけばよかったと後悔しています。

細かい設計をするとともに、作業手順も合わせてノートなどに記録しておくと便利です。鋼材自体にも名前や番号を書いたり付箋を貼っておかないとどれがどれか分からなくなりがちです。

設計の時間見積もりは難しいですが、最低でも20時間以上はかかると思います。できれば1週間(30時間)以上かけることをおすすめします。

面倒ですが設計と作業手順をどこまで細かく決めておけるかが作業を効率化するポイントとなるので、面倒でもなるべく細かく具体的に作業することと順番を考えておくほうがいいです。

鋼材発注(到着まで):5日~1週間

鋼材屋さんはいわゆる鉄工所などの人に聞くか、ネットや電話帳などで調べると分かります。警察も意外と丁寧に教えてくれるかもしれません。警察だと場所も分かって一石二鳥です。彼らは税金で養ってあげている公僕ですからたまには平和のために使ってあげましょう。

発注から到着まで何日にもかかるのでその間は必要になる工具やボルトなどの備品を準備する時間にあてるといいでしょう。

鋼材移動:1日

鋼材の大きさが分かっていれば車に積めるかどうか確認できますので、軽トラックなどがなくても自前で運ぶことができます。ただし重いのでひとりでは大変ですからなるべく人に手伝ってもらったほうがいいです。

家までも業者のほうでも運んでもらえますが(別途費用はかかる)、家の外から中へ運ぶにはかなりの重労働で疲れるのであまり無理はしないほうがいいです。

塗装(ペンキ塗り):2週間~1ヶ月

ペンキ塗りは3時間くらいでそれなりにできますが、表裏両面必要でさらに乾かすのに数時間かかります。天気がよければ1日でだいたい乾きますが、ペンキの中のほうまで乾かすには5日くらいかかります。かなり日数がかかるのでプロは梅雨にはペンキ塗りはしないそうです。

自作する場合に見た目は気にしないのであれば多少生乾きで我慢するなどして1日で塗ることもできます。そうとはいえ乾くには最低1日くらい置かないとベタベタしていて作業に不便です。

塗装は最初にさび止めとして行い、小部屋の仮組の後けずれた部分などをもう一度塗り、最後に部屋などで組み立てた後にまたけずれた部分などが出てくるので塗ります。合計3回なのでちゃんとやると初回が10日、その後が2日ずつで合計2週間以上はかかってしまいます。

ここからはもう少し具体的に見積もっていきます。鉄板は地面や壁などに直には置けませんので枕木を使います。必要な枕木は材木屋さんやホームセンターなどで調達してください。廃材など価値のない木材ならただで手に入ることもあります。鉄板6枚とアングルで各2本、最低7段となるので14本ほど1メートル以上の枕木を用意しておくと便利です。

6枚の大きな鉄板を置いたままにしておけるスペースがあれば4時間くらいで塗って乾かし、裏面も同じようにして1日で塗れます。塗ったあとは室内など雨のかからない場所に枕木をはさんで重ねて数日乾かします。うまくすれば1週間くらいでペンキが乾きます。

6枚同時に鉄板を置けるようなスペースがない場合は数枚ずつ塗っては乾かしての繰り返しになります。壁などに立てかけて枕木をはさめば意外なところにも立てかけられますが、立てて塗ると液だれしやすいので気をつけてください。

ここまでの説明で塗装がどれほど面倒でかつ時間がかかってしまうか分かったかと思うので、塗装技術がある人以外は塗装済みの鋼材を買ったほうがかなり楽になるだろうと思います。

自前で塗装する場合は完成後に表面だけ塗るという手もあります。小部屋を壁際に設置したりすると手が届かなくなりぬれなくなるので気をつけてください。

最終手段としては、塗装しないという手もあります。テク犯がひどくすぐに小部屋が必要な場合は無理に塗装する必要はないでしょう。後からでも塗装できますし、塗装しなくても水に塗れたりけずれたりしなければあまりさびません。

塗装しないというのは割りとおすすめです。今回の管理人の作業では塗装さえしなければ作業期間を3分の1程度に短縮できただろうと思います。それでもわざわざ塗装しただけあってきれいな仕上がりにすることができた点はよかったとは言えます。

鋼材加工:20時間~3週間

鉄を切ったりドリルで穴をあける作業です。プロなら1日でできるでしょうが素人なので2~3倍の20時間くらいはかかるでしょう。設計段階でどこまで具体的に設計できていたかと、機材の性能で変わってきます。

作業の注意点としてはドリルは短時間なので大丈夫でしょうが、鉄を何分もけずり続ける場合は近所迷惑となるので朝8時から午後6時くらいの間でないとできないので気をつけてください。平日はほぼ作業できないと考えたほうがいいでしょう。

自作すると分からない部分が多く、後から後から色々なやったほうがいい作業が出てくるので、結局は1~2週間程度かかってしまうかもしれません。

設計のほうでも触れようと思いますが、今回は仮組み完成の翌日に震度4の大き目の地震がありました。完成して仮組みテストは終わったのですぐ解体してしまい地震の直撃はまぬがれました。

せっかくの地震だったので解体せずにおけば耐震実験ができたのにと思いましたが後の祭りです。M4(直径約4mm)のボルトをメインで使っていましたが、ギュウギュウにきつくしめると千切れてしまうので、震度4だったらいくつか千切れていたかもしれません。

今回、一番大きな鉄板は90キロくらいの重さでしたが、地震で倒れたりすると危ないので半分に切って使うことにしました。人工地震などで日本では地震の発生回数が増えているので、念のため各鉄板はひとりで運べる40キロくらいにとどめておいたほうが無難です。

設計がちゃんとしていて、さらに作業スペースがあれば加工しながら組み立てられるので組み立てと合わせて1週間くらいでできるでしょう。

素人が自作する場合は作業スペースも外で雨が降っていないときだけなどと作業時間も限られてしまうので3週間くらいは見積もっておいたほうがいいかもしれません。

組み立て:1日~1週間

設計を雑にすると組み立てられないことがあるので気を付けて下さい。新たに鉄板を切ったりけずったり穴を開けたりすると結構な時間がかかります。面倒ですが素人が自作することを考えると、作業スペースで仮組みをしておかないとうまくいかないことが多いだろうと思います。仮組み推奨です。

作業自体は鉄板が重いので腕力や体力、助っ人の有り無しで変わってきます。うまく設計しておけば平日でも一人で少しずつ組み上げていけますが、初作成でそこまでうまく設計するのは少し難しいかもしれません。

例えば側面の板を押さえながらでないと天井がはまらないなどという設計にしてしまうと一人では難しいので、助っ人を頼んだり、脚立やチェーン、レバーブロックなどで固定しながらの面倒な作業となってしまいます。例えというかこれは今回の管理人の体験談です。

一応、試しにひとりで脚立やレバーブロックを使って組み立ててみましたが、何とかなりました。時間がかかるのは否めませんが自力でできれば平日でも作業できるので便利です。強いて言うと万力ではさんで万力にチェーンをかけて引っ張るので、万力がはさんでいる部分のペンキが取れてしまうのがひとり作業の弱点です。

他にはボルトをしめる作業は小部屋の中と外などで行うことになるのでひとりでは難しい作業になります。力仕事ではないので誰に頼んでもいいのですが、助っ人がいると楽です。

ひとりでもスパナを壁や他のボルトにひっかけたり重石を乗せれば何とかなります。天井など固定しにくい場所は地震のときの転倒防止用のつっぱり棒があると長さもかえられて便利です。つっぱり棒に洗濯ばさみがあればだいたい固定できます。2018.7.11

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