二つのイルミナティ

イルミナティやNWOこそが庶民をだますための最高の陰謀論か

イルミナティと呼ばれる秘密結社は実際に存在し活動を続けています。ですが、その存在こそが陰謀論のレッテルや不毛な議論へ陥れる罠ともなっているようです。実際にイルミナティのトップにいる老人たちは頑固で頭が悪い人たちだという情報もあります。世界支配層の使っている道具のひとつではあっても、実体であるとは考えにくいのではないでしょうか。 2019.6.5

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Two-illuminati, 2019.6.5, 評価(C)

NWOはフリーメーソン内部の秘密結社イルミナティが目指しているというのが一般的な見方ですが、イルミナティは大きく分けて二つあり、血統主義派と善意の集団があるかのような情報操作がされています。いわゆる両建戦術になっているようです。

イルミナティという善意の集団の活動を妨害するために、血統主義の悪いイルミナティが作られたという経緯のようですが、どちらも秘密結社で直接対処するのは難しいですから、私たち庶民のイルミナティ研究もほどほどにしておいたほうがいいだろうと思います。

血統派イルミナティというのはローマ帝国の流れを汲む自称王族という秘密結社ですが、イルミナティに対して選挙で投票禁止を呼びかけたり、イルミナティ系企業への不買運動やサービスの不使用運動を行うというのは難しいでしょう。(イルミナティやNWO的な活動をしていたとしても主犯か従犯か断定するのは難しいです)

どうしても自分の手で裏社会の真実を究明したいとか、調査・研究に自信のある人は、どんどん調査してもらえばよいのですが、そういう人はすでにたくさんいますので、興味半分で調べるのであれば、詳しい人たちの調査や分析を待ったほうが無難だろうと思います。

裏社会の系譜が今の権力者や超富裕層にもつながってること自体は事実なので、そのあたりは知っておいたほうがいいには違いありません。ですが、それを知った後は次に進むべきでしょう。

私たち庶民では対処できない大きな問題があることを示し、それを追求することに私たちの時間と労力を傾けさせるというのが、支配層がイルミナティやNWOという概念を否定しない真の目的であり、これらこそが最高の陰謀論であるという可能性もあります。陰謀論研究はなるべく現実問題とリンクさせた形で追ったほうがいいだろうと思います。

継続的にイルミナティやNWOの真相に迫ろうというのはそれはそれでいいのですが、それがすべてになってしまうのは、敵の思う壺なのではないかと思います。なるべくメインテーマにはせずに、他にも世の中をよくできそうなテーマを探して追求していったほうがいいだろうと思います。 2017.2.9, 2019.6.5