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説得力を高めて話を信じてもらい理解者や協力者を増やそう

絵:説得力のある説明
(絵:説得力のある説明)

いい話だろうと思ってせっせと話したのに何の興味も持ってもらえないとガッカリしますよね。

考え方が違いすぎるときは仕方ないですが、そうでないなら説得力が足りないだけかもしれません

話といっても雑談なら別にどうでもいいかもしれません。ですが、仕事やプライベートでも大切な相手に話しているときに信じてもらえないと困ります

そこで反集スト活動家として被害者の方やときには警察の方などにも説明している私が説得力を上げるためにしてきた調査・分析の結果を披露させていただきます。

この記事で説得力や疑われる仕組みを知ってください。足りなかったものやコツが分かれば、あなたも説得力のある人に近づいていけるはず

私の経験では説得以前にそもそも話にならない人もいました。さすがに工作員らしき人たちへの説明・説得は難しいので時間の無駄という感じでした。

ですが、それ以外の中立的な人たちや被害者の方たちへの説明であれば、説得力の仕組みを理解する前よりはずいぶんと説得力が上がってきてると実感しています。

私は被害者交流会を開いていて初めて会う被害者の方と話す機会があります。前は半信半疑という方も多かったのですが今は好意的な反応をしてくる人が増えてきました

(旧タイトル:説得力を高めよう)

Let-s_raise_persuasive_power, 2020.11.14, 2021.10.9, 評価(C)


更新履歴

注意:説得できない相手もいる リード文と「説得できない相手」を統合して移動 2021.10.9


目次

はじめに

説得できない人もいる 相手を見極めながら話を進めよう

色々な説得方法

説得の心理分析

証拠を示す

メラビアンの法則

理論武装以外のテクニック

説得の成功とは

関連・参考


はじめに

いくら話をしても相手に理解されていなければ意味がないですよね。まずはちゃんと理解してもらえるようにならないとダメです。

本当はよりよい情報や考え方を伝えることで理解してもらえるほうがいです。

ですが、そういうのは利害関係が弱く、その人がかなり理性的なタイプでないと難しいです。人は自分が分かる話を自分が分かるようにしか理解しません。

これには知的ストレスをさける心理や認知バイアスによる認識の偏向が影響しています。

大半の人は専門性や権威性、見た目や話し方・声などから自分の感覚や経験で何となく物事を判断しています。

「理屈はよくわかんないけど、先生が言うなら合ってるのだろう」という感じの理解の仕方です。

自分の持っている知識や情報だけでは判断できないようなよく分からないことについては特にそういう判断をする傾向が強くなります。

どんなにいい情報や理論であっても自分の価値観と合うもの以外は、そもそもその内容を理解しようとしない人が多いです。

そういう人たちでも少し真面目に情報の正しさを判断するときは、自分の直感と自分が知っていることと矛盾していないかどうか考えます。

多くの人たちは常識やテレビ、政府発表、有名な学説などを正しいものとして信じています。同時にそれらと違うことは間違ったことだと信じています。

しかも、自分で事実や理論の正しさを確かめることもなく、ただ漠然と信じています。事実や論理の正しさよりも、とりあえず自分の信念を元に判断しているのです。

せっかくの正しさもこの信念の壁の前にもろくも崩れ去り、多くの人たちの心には現実感のない考える必要のない情報として受け取られてしまいます。

このこと自体はありふれた事実なので致し方ありません。

ですが、それも含めて人には心理的な特徴があるので、それを理解しそれに合わせることで説得力を高めるというスマートな方法もあります。

本当は理論だけで理解してほしい気持ちは山々ですが、ちょっとした工夫で正しく理解してもらえるならそのほうがいいです。

この記事は非常識なことを信じないという常識的な人たちへどうやって正しい情報を伝えていくかというのがテーマです。

常識的な人たちは常識に嘘が混ぜられてしまうとそのまま信じてしまいます。そのあたりの誤解を解けるような説明や説得術を少しでも多くの人に伝えられれば幸いです。

関連

人は何を疑い信じるのか 信念と疑念の仕組み 信念形成の分析

非常識工作
非常識性を根拠にした隠蔽工作


説得できない人もいる 相手を見極めながら話を進めよう

絶対無理だということではないですが、相手の性格や立場、タイミングなどによって説得が絶望的に難しくなることがあります

まずはそこを見分けられるようにして無駄を省いていきましょう。

説得は基本的にテクニックや戦略にあたるものなので効果的なものを選んで臨機応変に使い分けてください。

説得とは相手の考え方の一部を変えてもらうこと

何かを知らなかった人に教えてあげることでその人の考えや行動が変わればそれで問題解決です。解決できなかったときに説得が必要になります。

人を説得するということは、その人が自分の人生で使っていないルールや指針をその人の信念や価値観・世界観に合うように受け入れてもらうことです。

これはその人のアイデンティティーの一部を変えてもらうことでもあります。そのためには何らかの新しい情報や観点を示す必要があります。

さらにそれを理解してもらう必要があります。

つまり、その人にとって新しい情報や観点を学んでもらうこと、信念・価値観・世界観を学習してもらいさらにその人のアイデンティティーの一部として受け入れてもらうことが説得する行為であるといえます。

またその人に対する影響力を高めることでも話を受け入れてもらえる確率が変わります。

地位や名声、仕事や交友などの上下関係、金銭、興味関心などで、影響力を高めておくと説得しやすくなります。

世の中はあまり頭を使いたがらない人が多いので、説得しようとしているその人が尊敬し信頼するような人の力や情報源などの影響力を使ったほうが楽に説得できることもあります。

ですが、説得するにはやはり最終的にはその人の信念の根底にある価値観・世界観・アイデンティティーを変えるか、変えずに受け入れられる形でルールや指針を正しい、あるいはよいものだと本人に認識してもらう必要があります。

関連
人は何を疑い信じるのか 信念と疑念の仕組み 信念形成の分析

説得できない人もいる

困ったことに次のようなタイプの人は説得がほぼできません

  1. 4回説得してもダメだった人(最低3ヶ月は難しい)

  2. フェイクニュース(偏向報道)を信じている人

  3. 自分で調べない人(考えを改める機会を持てない人)

  4. 極端な言葉ばかり使う人(思考の柔軟性に欠ける人)

  5. 負けず嫌いマウントを取りたがる人

  6. 説得されない、あるいはだまされないように身構えている人

  7. カバートアグレッション(工作を仕掛け相手を操作しようとする人※)
(※彼らは人間関係で勝ち負けや支配被支配関係を重視する傾向がある)

自分で調べないからフェイクニュースにだまされてしまい、説得チャンスも4回までと少ないでの厳しい戦いとなります。

極端なことをよく言う人は論理的な思考が苦手なことがありその場合複雑な話を聞いてもらうこと自体が難しくなります。

白か黒か、やるかやらないかなど二者択一で考えてしまうタイプの人たちです。

5から7の3つは似た心理傾向ですが、それらにあたるかどうかは注意しながら話をしていれば区別できるはずです。

カバートアグレッションは負けず嫌いでむしろマウントを取りたいタイプの人でもありますが、特にそれを意識して自分が有利になるように日ごろから色々な工作を行っている人のことです。

カバートアグレッションの人には常に注意が必要なので付き合いにくいタイプの人でもあります。

人は誰かの言うことを聞くことを本能的に相手に隷属するような意識を持ってしまう部分があります。

自分の優位性を保ちたい人(マウントと取りたい人)、目下の人の言うことを聞くことを潔しとしない人などは負けず嫌いになるので正しいことを言っても素直に認めないことがあります。

その人が自分の優位性を保つことを優先しているときは話を素直に受け入れさせるのは難しいです。

これはその説得の内容を受け入れ、認めるという態度を取りたがらないという意味です。

今回挙げた1~7の特徴にひとつでも当てはまることが分かったら説得を速めに切り上げたほうがいいです。

絶対に説得できないということではないですが成功確率が低く一筋縄ではいきません。余程の重要人物でもない限りは放っておいた方が効率がいいです。

世の中には論理や価値観とは別の自分基準で物事を判断している頑固者な人もいるのです。

説得して理解者を増やしたいならこういう人はさけて、先に説得しやすい人からあたっていったほうが効率的です。

時間を無駄にしないように説得をやめるという選択肢もちゃんと持っておきましょう


色々な説得方法

テクニックを駆使して相手を言いくるめるようなのはよくないですが説明したいことを相手に伝わりやすくするくらいなら別にいいだろうと思います。


相手に合わせた説得方法

理性派で論理的な反論ができるタイプが相手なら説得はしやすいです。すべての主張を裏付ける根拠を自分で説明できるようにしておけばいいだけです。

多数派となる感覚(直感)派の人たちは自分と違う意見を人から言われると批判・否定・侮辱などをされた、いわゆる文句を言われたと解釈しがちです。

話をする前に人として仲良くなって相手の考え方を理解しておくとこちらの話も理解されやすくなります。ちゃんと話を聞いてもらえるようになれば説得はしやいです。

固い信念を持っていて何も受け付けないようないわゆる頑固な人が相手のときには、相手が信頼している人の助けを借りると説得しやすくなります

効果的な対策のまとめ

参考
意見が異なる相手を説得するための方法3つ ライフハッカー[日本版] 2020/8/17


GTCなど営業マンのテクニック

営業マンの説得スキルにGTCというのがあります。

G = Goal(ゴール・目的)

T = Target (ターゲットのニーズ・希望)

C = Connect (コネクト、つなぐ)

これは営業目的とユーザーニーズをつなぐことで売買を成立させるというテクニックです。

営業マンであれば誰でも、何かを売るためにいろいろな利益や利点を説明しています。

ですが、ちゃんとお客さんの要望や希望に合ったものでないとうまくいかないという話です。

それにはお客さんの要望や事情をうまく話を聞きだし分析するテクニックを磨く必要があります。

自分のスキルで売り込むのではなく、相手のニーズに応えた商品を提供するということです。

他にはもっとコネクションを意識したりペルソナ(相手の人格)を詳細に考えるアプローチもあります。

さらに詳しいテクニックは参考リンクに挙げておいたほでそちらで確認してください。


説得を受け入れてもやらいやくする努力

すぐに説得するのが難しいときの長期計画として後で説得するための準備を進めておくやり方があります。

説得してもその論理を受け入れたという態度をとらない人がいます。

それでも伝えた内容が正しければそこから何らかの学びを得るはずなので話が通じている可能性はあります。

相手に伝えたいことがあるなら、否定されても伝えておいたほうが理解されやすくなります

それが相手の信念に影響を与えていけば、いつかは相手の考え方や行動を変えるようになっていくはずです。

説得されないように身構えている人も同じです。

どちらも理解や長期的な成長を期待することはできます。たとえ強く否定されたとしても相手に正しいこといいことを伝えることは価値のあることです。


周りの人たちを先に説得

先に頑固な人への対策として信頼する人の協力を得るのがいいと説明しました。

それと似ていますが単に周りにいる人たちに理解者を増やすだけでも説得力が高まります。

物事を理屈で判断しない人は周りの人たちが信じ始めると自分も同じように信じるようになることがあります。

心理学では社会的証明の原理と言いますが、周りの人たちの意見を元に正しさなどを判断している人たちはそうなります。

これは人が生まれつき持っている精神傾向なので基本的には誰でも多かれ少なかれそういう傾向があります。

説得しようとしている相手が信用している人や仲の良い人が分かればそちらから先に説得してその人に説得してもらうのも効果的です。

そういう人が自分と同じことを言っていたというだけでも説得力を高める効果があります。


ずらし説得

説得する方法は毎回同じパターンにするより根拠や論理を少し変えてずらして変えていったほうが効果が高くなります

色々なパターンで説得したほうが別の話として聞いてもらえる可能性が高まるので成功率が上がります。

キリスト教の神父さんがほぼ同じ内容の話に変化を付けて10パターンものバリエーションで話していたという話を聞いたことがあります。

10パターンだとさすがに飽きてしまいそうですが、一定の効果がある証拠といっていいでしょう。


期間を空ける方法

一回説得に失敗してしまうと最低3ヶ月くらいは説得がかなり難しくなってしまいます。これは人の記憶が3ヶ月から半年くらいまで残るからです。

人は一度判断してしまうと理由は考えずにそのときの判断を正しいものとして扱う傾向があります。考えることを省略して反射的に自分の知っている答えで判断してしまいます。

その判断も含めて時間がたつと一旦忘れて記憶がリセットされます。3ヶ月以上たつ一旦忘れている可能性が高くなってくるのでまたいちから説得できるチャンスが出てきます

3ヶ月から半年というのは厳密な統計データなどではない経験則のようですがおおむねそれくらいで人は物事を思い出せなくなります。

そこを狙った方が有利になります。

それまでの間に何かするならその人との関係を良くしたり自分の影響力を高める努力をしておくといいです。

参考

忘却曲線 - Wikipedia
無意味な単語の音の記憶実験では1ヶ月で8割くらいで忘れる

「失恋から立ち直りたい」なら3ヶ月待とう!やる気の出し方と忘れ方
恋も3ヵ月で忘れる?


アウトローな人の説得

特殊なパターンですが、自覚的な悪人や一般社会のルールの外にいる人たちには一般的なルールは通用しません。

初めから違うルールで生きているからです。

とはいえ、彼らにも彼らなりのルールがありますので、それに合った形に落とし込んでいければ伝えることができるはずです。

それでも完全に何も話を聞かない相手もいます。

そういう人たちは信念の根底にあるアイデンティティーや世界観がまったく違うと考えられます。

民族優先主義やカルト宗教などで所属集団やそのリーダーの命令を最優先する集団主義や共産主義的なアイデンティティーで洗脳されている可能性があります。

そういう人たちを説得するには根本的なアイデンティティーや世界観から信念を変えていく教育が必要になります。

そのようなことは現実的には不可能に近いのです。ですが、もしもやるなら相手の本音を確認しながらその問題点を改善していくのがいいでしょう。


参考

私の人生を変えた説得の技術 Mentalist DaiGo Official Blog 2018.12.2

最強の説得術〜簡単にYESを引き出す方法 Mentalist DaiGo Official Blog 2019.2.16

相手を説得する方法!できる営業マンが大切にしている「GTC」とは? ジブン・アップデート 2020.1.29

あなたが相手を説得できない理由 ビジネス役立ち情報 2020/3/25

YESと言わない相手の心を動かす「説得」テクニック 2021.3.9

人を説得する会話術:人質の交渉人が5つのステップで心を開くテクニック ライフハッカー[日本版] 2019.1.23

相手を説得する18の方法|心理テクニックでYESを引き出す秘訣 - Web活用術。 2020.9.19


説得の心理分析

説得に影響する心理

様々な研究結果から人が説得されるときに影響されるのは次の心理だとわかっています。

  1. 権威性
  2. 専門家・有名人・ブランド・肩書などを信用する心理。

  3. コミットメント
  4. 小さな頼み事などで責任の生じる関わり合いを持つことで関係性が強まる心理。

  5. 類似性
  6. 自分も同じだと分かると親近感を感じ信頼性が高まる心理。

  7. 希少性
  8. 時間や数量が制限されると価値を高く感じる心理。

  9. 返報性
  10. 何かされたらお返しをしたくなる心理。

  11. 集団の合意(コンセンサス)
  12. みんながやっていることに従いたくなる心理。


さらに個人の性格によっても影響度合いが異なります。

権威性を重視する人や希少性を重視する人などいろいろなタイプによって有効なものが変わってくるということです。


説得されやすいタイプ

善い人、悪い人、両方説得されやすい。

善人

・社交的な人、外交的で、真面目で、チームで行動するのが得意な人は説得されやすい。

・特に社交的な人はみんながやっているというコンセンサスに影響を受けやすい。

臆病者

・臆病な人、怖がりな人も説得されやすい。

・恥ずかしがりやでコミュニケーションが苦手で不安を抱えやすい人は説得されやすい。

・特に権威性やコンセンサスに影響されやすい。

悪党

・悪い人、自分の欲望に素直で他人をコントロールしたがるサイコパス傾向のある人も説得されやすい。

・悪党には基本的な説得方法は効果が薄いことが分かっている。

・悪党の心に権威性や返報性は響かない。

・ところが、せかされるとすべての説得方法に影響されるようになることが分った。

せっかく分ったのはいいですが、本質的な解決にはなりにくそうなのが弱点です。

そのときだけでも説得できるばいいですが、せかして説得しても後々までそれで納得し続けてもらえるか微妙かと思います。

まとめ

社交的な人にはみんながやっているというコンセンサス、臆病な人にはさらに肩書などの権威性を、悪党はせかしてから権威性やコンセンサスで攻めると説得しやすくなります。

悪党というとかなり悪い人みたいなイメージですが、要はルールよりも自分の欲望に素直な人ということです。

自分勝手な人は少しせかしてやると話が通じやすくなるということです。

おまけ せかす方法

自分より目下の子悪党なら「早くしろ」とか「仕事が遅い」などと言えばいいのですが、普通はそうはいきません。

(目下であってもプライドを傷つけると根に持たれて面倒なのでなるべく言わない方が無難です。非難・批判は人間関係を悪化させます。)

自己中心的な悪党も人間ですから、礼をわきまえて、相手のプライドを守りつつ、自分が急いていることや時間がないこと、対応してもらえないなら次回に回すことなどをを伝えると、相手を傷つけずにせかしやすくなるようです。

悪党に対して仕事が遅いとか、頭の回転が遅いなどと非難するのは論外です。

単にせかすためではなく本当に何かを早くしてほしいときは、せかすのではなく、それに早く対処すべき理由やメリットを理解してもらうほうがいいです。

説得や何かを伝えるためにせかすのと、実際に何かを早くしてほしいときとでは有効な手段が違うので気を付けてください。

< 参考 >

悪党すら説得できる【性格別説得術】 2019/6/24 2021.1.27

『影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか』 ロバート・B・チャルディーニ (著) 2021.1.27

ビジネスシーンで役立つ!催促メールの送り方【例文あり】 TechAcademyマガジン 2017/4/5
本当に早くしてほしいときはこんな感じ 2021.1.27


まとめ

その人の性格によって合った説得法を使いましょう。

・善人にはコンセンサス

・臆病者には権威性やコンセンサス

・悪党(ルールを守らない人)には回答を急かす

マウントを取りたがる人には取らせおきつつ情報を伝えておけばいつかは受け入れられるはずです。

相手に嫌われない程度に機嫌をとりつつ気にせず説明や説得を続けましょう。

何も話にならない相手はアイデンティティー・世界観から根本的に信念を変える必要があるので、まずはそれらを自分も理解して相手の変えられそうなところから変えられるように学習していってもらいましょう。


証拠を示す

話を信じないという人はその話をしたあなたのことも少し信用しないようになっています。

この失ったわずかな信用は同じことの説明を繰り返してもなかなか回復できません。

また話を信じていない人に対して話を続けてもあまり効果がありません。

信用を取り戻すにはより強い根拠が必要になります。根拠には客観的な証拠や権威者からの情報、映像や画像など直感的に伝わるものを使うといいです。

このサイトが追っている集団ストーカー犯罪のハイテク技術では特許を説明するのが効果的だったという話があります。

理性的な人であれば特許番号や内容を示せば、それ自体は客観的な事実として理解できるようになります。

特許情報は強力ですが、理論派ではなく感性(直感)派の人たちへの説明にはあまり向いていません。

感性派の人たちはそもそも自分の頭で何かを考えるということをあまりせずに、最初の直感を頼りに判断してしまうからです。

感性派の人たちに正しい情報をどう伝えるにはその人が信用している人や集団、権威などの情報を使うと信用されやすくなります。


理論武装以外のテクニック

世の中には理性的な人と直感的な人がいてその比率は3対7くらいです。所説ありますが中には95%が直感や感情で物事を判断しているという人もいます。

人間の判断の根本は直観や感情的なものなのであながち間違っているとも言えません。

比率はさておき理性的な人は理由や証拠で理解してくれるのですがそれ以外の大多数の人はそうではないという現実があります。

理屈が通じない相手にはそれ以外のテクニックのほうが役に立ちます。

同じ目的で説得するにしても言い方や雰囲気、質問の順番や話す工夫などで印象が大きく変わります。この心理を利用するやり方です。

それが悪いとは言いませんが本当は理由や証拠を理解して理性的な判断をしてほしいところです。

とはいえ、説得できないよりはずっといいのでこういうテクニックを合わせて使うのもいいでしょう。

テクニックは説得術や承諾誘導などの言葉でうまく説明している記事がすでにあるのでそちらを参考にしてください。

ロバート・チャルディーの『影響力の武器』では承諾誘導は返報性、一貫性、社会的証明、行為、権威、希少性の6つの原理に影響されると説明しています。

ちなみに相手がそれらの心理誘導テクニックを知っていると逆効果になることがあります。テクニックが通じないときは手の内がバレていないか注意して観察してみてください。

そういう人は理性的な人が多いでしょうからまずは論理的に説得したほうがいいです。

「説得術」で検索(DuckDuckGo)

YESと言わない相手の心を動かす「説得」テクニック
言い方や雰囲気で説得力を高める技術


メラビアンの法則

メラビアンの法則とは?

話し手の行動を「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つに分け、その3つのうち「どれが最も印象に残るのか?」をパーセンテージで示したもの。

「話す内容」は「言語情報」に含まれ、話し方は「視覚情報」と「聴覚情報」にあたる。

実験結果によると人の印象を決める要素のパーセンテージは、言語情報が7%で、視覚情報が55%、聴覚情報が38%となっている。

説得力のある人になる10つの方法!話し方とスピード、態度のコツ 2018/6/30

メラビアンの法則は好意や反感を相手に伝える実験だったので、この今回のテーマの正しい情報を伝えることとは状況が違っています。

ですが、感性(直感)派の人たちはどうせ理論を理屈としてしかとらえてくれないので似た状況にあるのではないかと思います。

話す内容よりも見た目や話す声で9割方判断している人もいるかもしれません。

そういう人たちは逆に一般的な説得方法が普通に使えるのではないかと思います。

下の参考リンクから検索結果が見られるようにしておきましたので、地道に調べて説得力を高める方法を身に着けていけばいいのだろうと思います。

小手先のテクニックもあるのですが、そういうのはあまり使わずに信用を高める方向でいったほうが長期的にはいい結果になりやすいとされています。

「嘘も100回言えば真実になる」とはナチスの心理学者や創価学会・統一教会などのカルトが使っている心理誘導法です。

常識も根拠が証明されていないもについては同じ理屈の心理誘導になっています。

根拠のない説を事実や真実と誤解させるように伝える心理工作です。

大手マスコミのテレビや系列の新聞、ネットサイトなども同じ手法を使っています。

ですが、根拠の証明できないものは説得力が弱いので、より客観的な証明ができればそういった心理誘導を受けている人たちの目を覚まし、より妥当な認識へ導くことができるはずです。

嘘の常識を自分の常識や信念にしてしまっている人の考えを変えるには時間がかかります。

ですが、最後に勝つのは根拠のあるまともな話です。

嘘が嘘とバレればその嘘はどんどん説得力を失っていきます。


説得の成功とは

仮に4回失敗したからといっても一生説得をあきらめる必要はありません。逆に一回説得できたとしても後で元に戻っていることもあります。

そもそも口で「分かった」と言っても口先だけで何も信じていないような人もいます。

説得や説明は長期的に続けていきましょう。成功させるには説得力を高めることを意識するのがコツです。

参考
言うだけムダ!説得する意味がない相手の特徴TOP5 Mentalist DaiGo Official Blog 2021/3/2


< 注意 >

社会活動家のみなさんは自分の影響力をあまり上げすぎてしまうと犯罪者たちに狙われ活動妨害や暗殺のリスクが高まってしまいます。

集スト活動家は特に注意する必要があります。

自分ばかりが目立ってしまうと危ないので、自分だけではなく他の活動家・被害者・関係者みんなの影響力が高まる方向で活動することをおすすめします。


参考

相手の性格や立場に合った説得方法を使分けるのがおすすめ。

「説得力 高める 方法」で検索(DuckDuckGo)

「影響力を高めるには」で検索(DuckDuckGo)




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