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認知行動療法 入門編

認知行動療法とは

基本的理念
 アーロン・ベック (Aaron T. Beck, 1921-) によって創始された「認知療法」と、ハンス・アイゼンク(Hans J. Eysenck, 1916- 1997) やジョセフ・ウォルピ (Joseph Wolpe, 1915-1998)、バラス・スキナー(Burrhus F. Skinner, 1904-1990)らの貢献から発展した「行動療法」における技法が組み合わさって発展した介入技法の総称。

 前者は、物事に対する捉え方(認知)の偏りに焦点を当て、認知を変容させることで問題が軽減すると考える。認知療法から発展した代表的な技法に、認知再構成法がある。一方、後者は、行動を治療の対象とし、それを適応的な方向へ変化させることで問題が軽減すると考える。行動療法から発展した代表的技法として、エクスポージャー法がある。

援助の実際

目標

 面接は、教育的で課題志向的である。

問題となっている行動を、望ましく現実的な行動に変容する
問題となっている認知を、適応的な認知内容に変容する
認知や行動の変容を通して、問題となっている感情や身体反応を軽減する
建設的な対処方略を習得する
患者が自分自身のセラピストになる(セルフコントロールを促す)
面接の一般形態
 面接の一般形態は,だいたい1週間に1回程度の面接,約15-25回で終結することが多い。ただし、問題が複雑化している場合には、この限りではない。1回50分-1時間。構造化されており、治療者は他の療法と比べて指示的で、問題の焦点は過去ではなく現在の適応状況にある。

 初期の面接では、クライエントの抱える問題を詳細に記述し、問題を悪化させている要因(認知の偏りや刺激-行動反応-結果の随伴性など)を同定することが目的である(アセスメント)。問題リストを作成し、達成可能で現実的な目標を話し合って設定する。後期になると、より深いレベルの認知(スキーマ)の緩和といったより根深い問題への対処に入ることもある。1回のセッションでは、まずクライエントの現在の心理状態を確認し、セッションの話題(アジェンダ)を設定する。それから前回以降に出されたホームワークを十分に吟味検討し、決められたアジェンダに沿った話し合いをして特定の問題に取り組む。そして、次回のホームワークを検討し、最後にフィードバックを行う。

 クライエントとセラピストの関係は、共同経験主義と呼ばれる、共に認知の歪みを見つけていくという作業関係である。 技法には、下記のようなものが挙げられる。

自動思考記録・・・・・記録用紙に問題となった状況と認知や感情、行動などを記入
活動記録・・・・・1日の行動や活動を時間ごとに記録していく
認知再構成法・・・・・頭のなかに自動的に湧き起ってくる望ましくない考え(自動思考)を書き出し、その妥当性を検証する
リラクセーション・・・・・身体的な不安や緊張を軽減するために筋弛緩を行う
エクスポージャー法・・・・・恐怖の対象となっている刺激に段階的に暴露していき、恐怖感情を軽減していく
行動実験・・・・・誤った思い込みにより何らかの行動が妨げられている場合には、敢えてその行動を取り、思い込みが妥当であるかどうかを実験的に検証する
適用範囲
 様々な精神障害において科学的に有効性が実証されている。うつ病やパニック障害、全般性不安障害、心的外傷後ストレス障害、強迫性障害(OCD)、恐怖症、摂食障害など、幅広い精神障害に適用可能である。その他、健康の増進や予防のためにも用いられる。

袴田 優子 下山 晴彦 心理療法 脳科学辞典 より引用
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%BF%83%E7%90%86%E7%99%82%E6%B3%95


基本資料


認知行動療法のやり方:ストレス緩和のための6つの方法
https://www.lifehacker.jp/2013/05/130522cognive_restructing.html

認知行動療法(Cognitive behavioral therapy)について
https://s-office-k.com/technique/cbt

認知行動療法とは
https://cbt.nagoya/therapy

自分に自信がないのは克服できる、自分ひとりで(認知行動療法の手引き)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2019/12/post-92034_1.php

悪いスパイラルを良いスパイラルに変える方法
-物事のとらえ方が、行動を変え、環境を変える(認知行動療法)-
http://www.u-gakugei.ac.jp/~hokekan/D-ninnti.html

【専門家が解説】 認知行動療法
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/other/psychological-therapy/about-cbt/

古典的条件づけ(レスポンデント条件付け)
http://www.counselorweb.jp/article/441239214.html

中山 遼平、四本 裕子 メタ認知 脳科学辞典
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E8%AA%8D%E7%9F%A5

喜田 聡、福島 穂高、稲葉 洋芳 恐怖条件付け 脳科学辞典
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E6%81%90%E6%80%96%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%81%A5%E3%81%91

櫻井 芳雄 高橋 晋 オペラント条件付け 脳科学辞典
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%81%A5%E3%81%91

コーピングについて
http://www.ee-life.net/hatena/coping.html


関連記事

集団ストーカーの手法 アンカリング(条件付け)
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神経言語プログラミング (Neuro-Linguistic Programming: NLP)
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「認知の歪み」とは
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【永久保存版】集団ストーカーの手法 まとめ
https://ameblo.jp/syuusuto-memo/entry-12432328284.html

集団ストーカーには、心理学の悪用、脳科学の悪用、人工知能と繋がった第六世代軍事兵器である、電磁波兵器、音響兵器による遠隔からの24時間自動洗脳が科学的に行われています。認知行動療法は、全ての被害者が身に付けるべきスキルです。

「認知の歪み」(思考の偏り)について
blog-entry-394.html

こちらの記事がヒントになり、今回の記事を書きました。集団ストーカーには、洗脳や思い込ませがよく使われます。私に対しても、お前のブログなど誰も読んでいないとよくメッセージが来ますけど、本物の被害者から、あなたのブログが参考になりましたと感謝をされると、その時、ああやっぱり自分のブログは読まれており、これまでやってきたことは無駄ではなかったと思えました。皆さんの活動も、加害勢力が何といおうと、必ず多くの方に届いています。

これからも、自分たちを信じて活動を続けていきましょう♪



※認知行動療法は、なるべくセルフで行ってください。精神病院には、くれぐれも近寄らないでください。


(memo)

認知行動療法を再学習した所、私は回避行動をかなりとっていることが分かった。肉体の遠隔操作があっても、ダメもとでも行動することが大切なのかもしれません。私と同じように、肉体の遠隔操作被害で悩んでいる被害者さんも、回避行動を取り過ぎないようにして、積極的にやりたいことにチャレンジしてみてください。

・スキーマ
・認知再構成法
・行動活性化
・問題解決技法

『漫画で分かる認知行動療法』
大野 裕【著】/さの かける/サイドランチ【マンガ】
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784262155678

内容説明

「うつ・不安」こころ支援のいちばんやさしい入門書。会話、質問、相談の具体的な方法を順序立てて解説。

目次

第1章 認知行動療法とは?(マンガ 支援者は応援団でコーチ!;こころの動き)
第2章 認知を見直す―面談と認知再構成法(マンガ 周産期うつの気配がある新米ママ;面談 ほか)
第3章 行動を振り返る―行動活性化(マンガ 仕事で悩んでしまった会社員;行動活性化 ほか)
第4章 問題を解決する―問題解決技法(マンガ 閉じこもりがちになってしまった高齢者;問題解決技法 ほか)
第5章 怒りと不安を管理する(マンガ 学生に教えたいコミュニケーションスキル;怒りと不安 ほか)

コメント:
漫画なのでわかりやすいです。不安はシャボン玉、行動すれば不安は軽くなるなど、役に立つ内容があります。

『心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフ - ルネス』
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0557619

内容説明

ついつい頑張りすぎて、忙しい毎日に流されるように生きていませんか。
ハーバードやスタンフォードでも大人気の心のトレーニング、マインドフルネスを生活にとり入れて、
自分を大切に暮らす方法。
「歩く」「食べる」「家事をする」など、日常の動作にマインドフルネスの習慣を組み込むコツ64。
マインドフルネスとは、「今、この瞬間に集中している」心の状態のこと。
まとまった休む時間がなくても、マインドフルな瞬間を増やすだけで心が軽く、楽になります。

コメント:
非常に読みやすい本です。被害者にもおすすめです。かゆみや痛みを観察し、自分をかゆみや痛みと同一化しないというのも参考になりました。私も、苦しい時ほど客観的に被害症状を分析し観察して、同一化を避けています。

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